クレジットカード業を普及させた”DISCOVER”カードについて、解説していきます

discoverアメリカのクレジットカードブランド

“DISCOVER”ブランドのクレジットカードをご存知ですか。日本でクレジットカードの比較を行う時、visa、master、jcbブランドが候補に入ることがあってもDISCOVERブランドは候補に入ってこないが故に、知らない人も多いのではないでしょうか。

ただし、よくみるとコンビニやスーパーなど意識していると”DISCOVER”ブランドのロゴをあちらこちらで見かけます。

また、アメリカでは4400万枚近いDISCOVERブランドのクレジットカードが発行されており、世界でも有数のクレジットカードブランドです。

そこで、今回の記事では、謎の多いDISCOVERブランドについて解説していきたいと思います。本記事を通じてDISCOVERブランドについて理解していただけると幸いです。

DISCOVERブランドの歴史

アメリカdiscoverブランドの歴史
DISCOVERブランドは1985年にアメリカのシアーズ社が設立しました。シアーズ社は百貨店業を営んでおり、当時全米で最大級の小売店でした。シアーズ社は事業規模を大きくするために、証券会社や不動産業も営んでおり、更なる業績拡大のため、クレジットカード業にも参入したのです。

参入した結果、DISCOVERブランドのクレジットカードは当初、爆発的に普及します。なぜ、普及したのか、以下の2点に集約されます。

1. 年会費無料のカードだった
2. キャッシュバックを得られた

現在でこそ、当たり前の内容ですが、当時はそのようなカードが無かったのです。現在、当たり前のように年会費無料のカードを作れるのは、実はDISCOVERブランドのおかげなのです。

年会費にお金が掛かるなら、クレジットカードなんて持たないと考える人もいるかと思います。そういう意味で、クレジットカードを普及させたのはDISCOVERブランドの影響による部分が大きいです。

さて、最初はよかったのですが、すぐにDISCOVERブランドのクレジットカードは発行数が伸び悩みます。なぜか。一言でいえば、非常に使いづらいカードになってしまったのです。

シアーズ社という百貨店が出しているクレジットカードということで、他の百貨店でDISCOVERブランドを扱うことに難色を示されるケースが多かったのです。結果的に使える店舗が限られたクレジットカードになってしまったのです。

最終的ににシアーズ社は本業回帰のため、DISCOVERブランドのクレジットカード部門をモルガン・スタンレーに売却します。その後、モルガン・スタンレーよりDISCOVERブランドのクレジットカード部門は独立し、現在のディスカバー・ファイナンシャル社傘下でクレジットカード事業を営んでいます。

また、シアーズ社のカードというイメージが無くなったことで、徐々に扱える店舗が増えていき、結果的にアメリカ国内ではVISA, MASTERに次ぐ全米3位の地位を築くことになりました。

現在のDISCOVERブランドについて

DISCOVERブランドを使える国は?

アメリカ発祥のカードゆえに、アメリカ国内は普及率が高いですが、アメリカ国外には弱いです。そこで、DISCOVERブランドでは他のブランドと提携することで、使える国を増やす戦略を採っています。具体的には以下のカードと提携しています。

1. ダイナーズクラブ
2. JCB
3. 銀聯カード(銀聯は”ぎんれい”と読みます)

JCBは日本、銀聯カードは中国に多くの加盟店を持っていますので、DISCOVERブランドは世界でも十分通用するカードになっています。ただ、上に挙げた3つのブランド加盟店であれば必ずDISCOVERブランドが使える訳ではないので注意が必要です。お店に確認するようにしましょう。

DISCOVERブランドのカードを日本で発行可能か

残念ながら、日本では発行出来ません。JCBとDISCOVERは業務提携しているため、競合しない戦略を採っているのだと思います。

また、アメリカで発行されているDISCOVERブランドのクレジットカードを日本で取得することも残念ながら不可能です。取得するにはアメリカに住んでいることが条件の一つとなっているためです。アメリカで発行されているクレジットカードを取得するには居住地以外にリンク先に書かれた全ての条件を満たす必要があります。どれも厳しい条件ばかりですので、素直に諦めましょう。

アメリカで発行されているDISCOVERブランドのクレジットカード

アメリカでは、数種類のクレジットカードを発行しています。その中の一例として学生カードを紹介します。

日本で発行している学生向けのクレジットカードは、一般のクレジットカードと大差ないですが、DISCOVER社は違います。

何と、成績優秀者にキャッシュバックを行ったり、学生の勉強活動を側面支援しているのです。詳細は、こちらの記事に書きました。

DISCOVER社の広告活動

NHLがアメリカdiscoverブランドの公式スポンサー
1998年から約10年間、DISCOVER社はアメリカのニューヨークのタイムズスクエアビルの一番目立つ所に広告を出していたことがあります。これにより、新年やクリスマスなど大々的なイベントが行われる時にはDISCOVER社のロゴが全世界中のテレビに映っていました。

また、DISCOVERブランドは創立して間もないころにアメフトのプレーオフ決勝(スーパーボール)でCMを放映することで大きな知名度を得たと言われています。全米での視聴率はざっと40%近くあるような番組です。ここから、DISCOVERブランドは非常に大きな知名度を得ると同時に、スポーツ業界と密接な関係を築き上げるのです。

現在、DISCOVERブランドはプロアイスホッケーと提携関係にあり、各チームのロゴが描かれたクレジットカードを発行しています。そのチームが大きな大会の決勝に進んだ場合、シートを割引購入できたり、プレミアムシートへのアップグレード権を得られます。

アイスホッケーファンにはたまらないカードを発行しているのです。

まとめ

いかがでしょうか。波乱万丈な運命をたどってきたDISCOVERブランドですが、名実共に国際的なクレジットカードブランドに成長してきました。日本でもDISCOVERブランドのカードを発行してもらいたいですね。

今回は以上になります。

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