クレジットカードによる年齢確認は要注意!【悪用厳禁】

インターネット上には、クレジットカードを用いて年齢確認を行うサイトがあります。たとえば、出会い系サイトなどが典型でしょうか。

ただ、よく考えてみると少しおかしなことに気付きます。それは、クレジットカードでどうやって年齢確認が行えるのでしょうか。少なくとも、表と裏どちらにもあなた自身の生年月日情報はありません。本当に確認したいのであれば、免許証や健康保険証または学生証の方が良いのではないかと。実際のところ、クレジットカードで正しい年齢はわからないのです。怪しいですね。

そこで、今回の記事では、クレジットカードを用いた年齢確認の仕組みについて解説していきます。

なぜクレジットカードで年齢確認できないのか

満18才以上ということしかわからない

クレジットカードを作るための条件は厳密に決まっています。それは、満18才以上であり、高校生ではないことです。これらは、クレジットカードを申し込む際に確認されます。例えば、免許証や健康保険証の提出させられ、クレジットカード会社はあなたの年齢を確認しています。

そのため、「クレジットカードを使える人」 = 「満18才以上であり、高校生ではないこと」しかわかりません。また、クレジットカード会社から年齢などの個人情報を伝えることはまずあり得ません。

結局の所、あまり大した情報を得られないのです。

クレジットカードと似たような支払い方ができるものとして、デビットカードがあります。デビッドカードであれば、高校生以上から持つことが出来ます。更には、クレジットカードほど厳しく審査されませんので、比較的持ちやすいです。

しかしながら、クレジットカードとデビッドカードでは番号が若干異なります。例えば、クレジットカードのエポスカードであれば、頭の数字は4897-83からスタートします。一方、スルガ銀行のデビットカードは、4216-14からスタートします。そのため、簡単にわかってしまうんですね。なので、年齢確認を行う際は、クレジットカードに限定しているのだと思います。

何が目的でクレジットカードを年齢確認に使っているのか

18才以上であることを確認したいだけ

18才以上であることとそれ以下であることには大きな差があります。18才よりも若い方に関しては法律でガチガチに守られています。万が一があれば、本人の責任だけではなく、周囲にも責任がおよびます。そのため、18才以上かどうかを、そのサイトは事前に確認しないといけません。

年齢確認の方法は様々なやり方がありますが、たとえば運転免許証を用いた確認では、誰かが運転免許証を目で見ないといけません。1,2枚ならともかくこういったサイトに登録する人は一日に1,000人単位でいてもおかしくありません。とても、全てをみていられません。

そこで、クレジットカードの出番です。「クレジットカードを使える」 = 「18才以上」だと確認できるので、人の手をつかう必要がありません。また、そういったサイトはさして本人の年齢を気にしていないんだと思います。何歳でも良い、18才以上なら、、といった意思が働いて、クレジットカードの年齢確認を使っているのだと思います。

最終的には、お金を支払わせたい

また、クレジットカード情報を渡すとは、簡単にお金をそのサイトに支払えるようになります。あなたのタップまたはクリック一つで支払いが完了してしまうからです。
最終的には、あなた自身にお金を使ってほしいと思っているのです。

サイトによっては、登録した段階でお金の支払いが発生してしまうケースもあるかもしれません。クレジットカード情報を登録するときには細心の注意が必要です。

どうすればよいのか

サイトを使わない

まずは、そのサイトを使わないことです。適当な年齢確認を行うのは、それなりの理由があるからです。そのサイトを使わなければ、クレジットカード情報を登録する必要はありません。

年齢確認の方法が他にないか確認する

年齢確認方法はクレジットカードだけでしょうか。これだけだと、相当怪しい感じもします。ただ、年齢確認は免許証などで代用できませんか。代用できるのであれば、その方法を使うというのも一つの手です。

しかしながら、免許証のコピーもクレジットカードの情報以上に重要な個人情報です。怪しいと思っているサイトに免許証のコピーをアップする行為そのものがメチャクチャ危険です。

バーチャルカードを使用する

ということで、最後の手段です。実は、バーチャルカードというクレジットカードが世の中には存在します。バーチャルカードの詳細はこちらの記事を参照いただくとして、このカードの面白いところは、クレジットカードとして一回の決済のみに使える点です。使い終わったら、無効化することができます。そのため、怪しいサイトの支払いには最適です。

ちなみに、エポスカードなどがバーチャルカードを発行しています。バーチャルカードの紹介は下記の記事などを参照してください。

まとめ

クレジットカードの年齢確認@まとめ
いかがでしたか。クレジットカードの年齢確認について解説しました。たとえば、ラインではドコモ・au・ソフトバンクを契約していれば、年齢確認を行ってくれます。メジャーな企業であれば、もっとスマートなやり方だってあるのです。こういったやり方が使えない時点でなにか裏があると勘付かなければなりません。

とはいえ、ちょっとグレーな世界で活動したくなる瞬間は、誰にでもあると思います(自分だけかもしれませんが・・・)。そういった時に、少しでも自分を守れるやり方を覚えておくと良いと思います。

今回は以上になります。

参考までに、クレジットカードの仕組みについて解説した記事を紹介します。勉強になると思いますので、よかったら参考にしてみてください。

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