クレジットカードの分割払いについて、それとなく知識を持っている方も多いかと思います。お店などでクレジットカードを使った場合、支払い回数を聞かれますよね?何となく、一括払いを選択している人が多いのではないでしょうか。
一方で、分割払いについて、きちんと理解できている人はそう多くないと思います?分割払いにも様々なバリエーションがあります。更にはボーナス払いやリボ払いなど、分割の仕方にも多様なバリエーションがあります。
そこで、今回の記事では、クレジットカードの色んな分割払いについて解説していきたいと思います。一体、どんな支払い方の種類があって、その手数料はいくらなのか、手数料の掛からない支払い方はどれなのか、順々に説明していきます。
目次
クレジットカードの分割払いの種類
支払い回数について
支払い回数に関しては、クレジットカードによってマチマチであったりします。例えば、楽天カードでは以下の支払い回数を選択できます。
2回払い
3回払い
5回払い
6回払い
10回払い
12回払い
15回払い
18回払い
20回払い
24回払い
30回払い
36回払い
分割払いできる回数はクレジットカードによっても異なります。例えば、JCBカードカードでは、30回払い・36回払いを選択できません。
またジャックスカードでは、24回払い以上を選択できません。もっとも、これだけ多い支払い回数を選択することはそう多くないと思います。基本的にクレジットカードでも、支払い回数の多さで優劣が付くことはありません。
American Expressのような年会費の掛かるクレジットカードを持っていて分割払いで支払う機会はそう多くないと思いますが、一応注意が必要です。
支払い回数によって発生する手数料
手数料自体は各社異なりますが、例えば楽天カードでは以下の手数料が発生します。
分割回数 | 年間金利 | 100円あたりの分割払い手数料 |
---|---|---|
1回, 2回払い | 無し | 0円 |
3回払い | 12.25% | 2.04円 |
5回払い | 13.50% | 3.40円 |
6回払い | 13.75% | 4.08円 |
10回払い | 14.50% | 6.80円 |
12回払い | 14.75% | 8.16円 |
15回払い | 15.0% | 10.20円 |
18回払い | 15.0% | 12.24円 |
20回払い | 15.0% | 13.6円 |
24回払い | 15.0% | 16.32円 |
ここで覚えておいて欲しいのは、2回払いまでは手数料が発生しないことです。クレジットカードでモノを買いたいけど今月は、お金が厳しいな、、と思ったら2回払い、または後で述べるボーナス一括払いをまずは検討しましょう。
その上で、手数料の発生する支払い方を選ぶのが賢いです。
また、覚えといてもらいたいのは、分割払いの回数が多いほど、手数料も多くなっていく点です。24回払いを選択した時は100円あたり16.32円もの手数料が発生します。
一例をあげましょう。10万円のパソコンなどの商品を24回払いした場合、何と16320円もの手数料が発生する計算です。手数料にお金を払うのは最小限にとどめた方が良いですので、支払い方はよく検討しましょうね。
あとから分割払いって何なの?
クレジットカードによっては、一括払いを選択した後にウェブ上で支払い方を変更できるケースがあります。それが、あとから分割払いという制度です。
この制度を使うことで、一括払いや二回払いを選択したとしても、あとから三回払い以上の支払い方に変更できるのです。お店では、支払い回数の多い分割払いって言いづらいですよね。そんな時に、便利です。
ただ、一点だけ注意点があります。それは、あとから分割払いでは手数料の掛からない支払い方には変更できない点です。例えば、一括払いを二回払いへの変更はできません。更にいえば、手数料の掛からないボーナス払いへも変更できません。
この点だけ抜き出しても、あとから分割払いは、私たちへのメリットが大きくないので、手数料の掛かる支払い方だけでなく、一括払いを二回払いなどに変更できるようにしてもらいたいですね。
また、あとから分割払いに関しては、採用しているクレジットカードが限られています。JCBカード・三井住友カード・YJカードなどは対応していますが、楽天カード・エポスカード・リクルートカードなどは対応していません。この点に関しても注意が必要です。
選択した方が良い支払い方
ずばり、手数料の掛からない、一括払い・二回払いをまずは検討しましょう。上で挙げたPCを24回払いした例では、手数料が16320円も発生しています。これだけお金があったら、色んなことができますよね。美味しいお店へ食事もできますし、日帰り旅行なら十分できる額です。
また、二回払いとは別にボーナス払いもオススメです。こちらに関しては、支払い時期を夏のボーナスまたは、冬のボーナスの時期まで先延ばしできます。お金が無くてもこれだけ先延ばしできれば、期日までに貯めることができますよね。
よって、できるだけ上で挙げた一括払い・二回払い・ボーナス払いを選択するのが賢いです。
3回以上の分割払いって使えない?
原則としては、使わない方が良いです。ただ、そうはいっても急な出費に対応できないケースもあるかと思います。
そういった場合には、ボーナス払いとあとから分割払いを併用して使うのがオススメです。ボーナス払いで支払いをギリギリまで先延ばしにして、そこでどうしてもお金を貯められなかった場合に限り、更に分割払いを併用することで支払いを更に先延ばしにできます。
いきなり分割払いを選択した時と比べ、ボーナス払いが発生する期日までは手数料が発生しないのでその分、お得です。ぜひ、ボーナス払いを使いこなして下さい。
まとめ
いかがでしたか。クレジットカードの分割払いについてまとめました。二回払いまでであれば、手数料は発生しませんので、できるかぎり二回払い以下におさえて下さいね。
また、どうしてもお金が足りない時はボーナス払いとあとから分割払いを組み合わせて、少しでも支払いを先延ばししましょう。そうしていけば、お金を貯められますしね!無論、先延ばしにしてもいつかは支払いの期日はきてしまいます。
それまでに、貯金しないとダメですよ!
今回は以上となります。
参考までに、分割払い以外の支払い方としてリボ払いがあります。こちらの支払い方は結構エグいです。クレジットカード会社にだまされないために、知らない人は是非こちらの記事を読んで下さい。