アメリカに滞在している方はクレジットカードを結構な頻度で使っていると思いますが、クレジットカードの不正利用には気を付けなければなりません。
特にアメリカは不正利用の大変多い国です。いつあなた自身、巻き込まれてもおかしくありません。
そうならないために、クレジットカードが不正利用されやすいスポットを頭に入れてましょう。
クレジットカード情報を盗まれやすいスポット
レストランやバー
観光客向けや繁盛しているレストランなどであれば問題ありませんが、場末にあるような少しさびれたレストランやバーを利用する場合は注意が必要です。
人目が少ないということは、スキミングされやすい環境に知らず知らずのうちになっています。カード情報を盗まれてしまうと、あっという間に不正利用されてしまいます。さびれたレストランに入ってしまった際は、クレジットカードの利用を控えるようにしましょう。
ガソリンスタンド
実はガソリンスタンドも典型的なスキミング被害にあいやすい場所です。ガソリンスタンドのセルフスタンドの場合もレストラン同様、人目がほとんどありません。
そこで、クレジットカードリーダーを犯罪者達が不正な機器に入れ替えてしまうのです。こうして、不正な機器を介してあなたのクレジットカード番号が流出しまいます。
どうしても使わなければならない状況になった場合、周りをよく見ましょう。もし、不正な機器が備え付けられたガソリンスタンドの場合、犯人は近くにいてあなたがクレジットカードを使うのを今か今かと待っているそうです。絶対ではありませんが、判断基準の一つと思って下さい。
街中のATM
こちらも不正利用されやすいです。手口はガソリンスタンドと同様です。街中のATMは利用してはいけません。どんなに面倒でも、銀行内にあるATMを利用するようにしましょう。
また、暗証番号を入力する際は入力する手をもう片方の手で完全に覆って、外部からは絶対分からないような形で入力しましょう。周りに人がいなくても、隠しカメラを介してあなたが入力している番号を犯人たちは確かめようとしています。
手で覆うことで、暗証番号が犯人たちに伝わりにくくなるので、不正利用のリスクをある程度下げられます。
フリーwi-fiスポット
街中にあるフリーのwi-fiスポットも危険です。wi-fiスポット自体が犯人たちの準備したモノである可能性があります。
すると、あなたの入力した情報は全て犯人たちに筒抜けとなります。そこから、何らかのサイトでログインIDやパスワードを入力しようものなら、そこのサイトを経由してあなたの個人情報を抜かれたり、最悪、変な商品を買わされてしまう可能性があります。
街中のwi-fiスポットを利用する際、IDやパスワードは入れないようにしましょう。
ホテル内の電話でクレジットカード番号を聞かれる
ホテル滞在時も不正利用のリスクが潜んでいます。宿泊している時に、電話が掛かってきて、フロントのホテルマンと称する人こんなセリフを言われるみたいです。
""チェックイン時にクレジットカードを読み取ったけど、うまく読み取れなかったんだ。フロントまで降りてもらうのは悪いので、クレジットカード番号を教えてくれないかな?""
お分かりですね、絶対に教えてはいけません。番号を教えてしまったら、ネット通販などでいいようにあなたのクレジットカードが使われてしまいます。不正利用されないためには自衛することが求められます。
クレジットカード側で可能な対策
クレジットカード裏面には署名をしよう
クレジットカード裏面には必ず署名するようにしましょう。あなたは空欄ではありませんか?クレジットカードの規約違反になりますので、万が一の時にクレジットカード会社があなたに不正利用分を補償してくれない可能性があります。
なぜなら、クレジットカードは裏面の署名通りにサインする必要があるためです。店側は裏面の署名とサインが同じ筆跡だったか確認する義務があります。
つまり、不正利用されたカードを店側が決済した場合、上の確認を怠ったということで、店側に責任を負わすことが可能です。
ここが空欄だと犯罪者は裏面に適当なサインをして、あなたが所有していたクレジットカードをあたかも犯罪者の持ち主であるかのように利用されてしまいます。この状態では、店側に責任を負わすことが出来ません。
こうなると、不正利用されてもあなた自身の責任になってしまいますので、クレジットカード会社からの補償もありません。注意しましょう。
ICチップ付きのクレジットカードを発行してもらおう
ICチップ付きのクレジットカードを発行してもらった場合、万が一クレジットカードが盗難されたとしても不正利用されるリスクを低減することが出来ます。ちなみに、アメリカでも日本でもICのチップ付のクレジットカード導入率100%を目指しています。
ICチップ付のクレジットカードの場合、暗証番号の入力による決済が可能となります。暗証番号はクレジットカードが盗まれても犯罪者たちに知れることはありません。不正利用にも強くなりますね。
ちなみに、暗証番号を書いたメモをクレジットカードと一緒に保管しないで下さいね。これも、クレジットカードの規約違反となり、不正利用に伴う補償の対象外となってしまいます。
まとめ
いかがでしたか。クレジットカードが不正に犯人にしれてしまうケースは多々ありますが、あぶなそうな所でクレジットカードを利用しない、というのが大切になってきます。アメリカにいる時は、細心の注意が必要です。。
今回は以上になります。
参考記事
アメリカに在住している以上、アメリカのクレジットカード文化を理解していないと、想像も付かない所で損をしてしまう可能性があります。反対に非常にお得なクレジットカードも発行されています。以下の記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。