三井住友銀聯カードをご存知でしょうか。三井住友カードが発行している、日本では数少ない銀聯ブランドのクレジットカードです。
そこで今回の記事では、三井住友銀聯カードがどのようなサービスを展開しているのか、使用上の注意点に関して解説していきます。
目次
基本スペック
項目 | |
---|---|
年会費 | 無料 |
ブランド | 銀聯 |
ポイント還元率 | 0.5% |
利用可能額 | 10~80万円 |
年会費
三井住友カードは年会費の掛かるクレジットカードが多い中、銀聯カードに関しては無料となっています。私たちにとってはありがたい話ですね。ただし、5年ごとにやってくるクレジットカード更新時については1080円(税込み)掛かってしまいますのでご注意下さい。
三井住友銀聯カードの特徴
ブランドが銀聯である
これが一番の特徴ですね。銀聯ブランドのクレジットカードは三井住友以外に三菱UFJニコスの2社しか発行していません。これだけでも、非常に希少性の高いクレジットカードであることがわかります。
銀聯ブランドのクレジットカードは中国発祥で、中国国内ではクレジットカード業界最大手のVISAよりも利用者が多く、圧倒的な地位を誇っています。そのため、中国へ行くのであれば銀聯ブランドである三井住友銀聯カードは是非持っておきたい所です。
ちなみに、世界的にみても、銀聯カードは利用者数が最も多いブランドです。何と利用者数はVISAよりも多いくらいなのです。日本での知名度はそこまで高くないのですが、とても凄いブランドなのです。
理由としては、中国では偽札が多く社会問題化している点が挙げられます。何と偽札工場まであり、40億円あまりの現金が印刷されていたケースすらあります。
そのため、現金の信用度はクレジットカード・モバイル決済より劣るのです。日本人の感覚だと、現金払いの方が有り難られると思いがちですが、中国だと事情が異なる点を認識しておきましょう。
コールセンターが上海にある
三井住友銀聯カードは中国への旅行・出張者向けのクレジットカードということで、中国現地における万が一のトラブルに備え、上海に事務所が設けられています。しかも、日本語対応OKです!
クレジットカードで一番大切なのは、万が一の時のためのサポート体制です。三井住友銀聯カードを紛失した・不正利用された、等のトラブルにも即座に対応できるのは私たちにとっては嬉しい話ですね。
中国国内のホテルを優待料金で利用可能
更に、中国国内での旅行を快適に過ごせるよう、中国国内の宿泊施設を優待料金で利用可能です。具体的には以下の店舗を優待料金で利用できます。
上海
オークラガーデンホテル上海
ホテル・ニッコー上海
天津
ホテル・ニッコー天津
北京
ホテルニューオータニ長富宮
無錫
ホテル・ニッコー無錫
大連
ホテル・ニッコー大連
数こそ少ないですが、中国国内の主要都市は大体カバーしています。これらのホテルを利用する方にとって、優待料金で予約できるのは嬉しい話ですね。
ポイント還元率は0.5%
三井住友銀聯カードのポイント還元率は0.5%と標準的な水準となっています。具体的には、1000円につき1ワールドプレゼントポイントが貯まるのですが、1ワールドプレゼントポイントははwaon時にて、1ワールドプレゼントポイント = 5 waonポイントと交換可能です。
三井住友銀聯カードのお得なポイント交換先について、こちらにまとめました。汎用性の高いポイント交換先の還元率は低い傾向にありますが、様々なポイントへと交換可能です。
交換先 | ポイント還元率 |
---|---|
waonポイント | 0.5% |
suicaポイント | 0.3% |
PiTaPaポイント | 0.5% |
ベルメゾン・ポイント | 0.5% |
楽天スーパーポイント | 0.5% |
dポイント | 0.5% |
au WALLET ポイント | 0.5% |
ビックカメラ ポイント | 0.5% |
ヨドバシ ポイント | 0.5% |
T ポイント | 0.45% |
Ponta ポイント | 0.45% |
PeX ポイント | 0.5% |
ちなみに、以下のクレジットカードを持っている場合、ANA銀聯カードへ申し込むことも可能です。ポイント還元率は0.5%ですが、マイルを効率よくためたい場合は、ANA銀聯カードを作った方が良いでしょう。
ANAカード VISAカード
ANAマスターカード
ANA VISA Suica
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード(ANA法人カードは除く)
選べるデザイン
デザインは二種類の中から選択することが出来ます。1枚はパンダ柄のクレジットカードとなっており、中国らしさを感じさせる素敵なクレジットカードとなっています。
三井住友銀聯カードの使用上の注意点
キャッシングは利用できない
クレジットカードにはキャッシング機能といって、現金をATMより引き下ろせるサービスがあります。三井住友銀聯カードでは、キャッシングに対応していないのでご注意下さい。
もっとも、キャッシングで現金を引き下ろした場合、15%近い年利が発生してしまいます。頻繁に利用するサービスでは無いと思いますので、そこまで気にする必要はないでしょう。
暗証番号は6桁
VISAやMasterCard, JCBなどのクレジットカードは、暗証番号が4桁です。一方、三井住友銀聯カードの暗証番号は、6桁です。
暗証番号6桁のうち、上2桁は「00」で固定です。下4桁をクレジットカード作成時に指定できます。ちょっと特殊ですので、クレジットカードを使う際は気を付けて下さい。
まとめ
中国へ行く際は、事前に三井住友銀聯カードを作成しておくと、現地についてから様々な場面でクレジットカード払いが利用可能となります。
ただ、日本国内での利用に関しては、決して強いわけではありません。中国の観光客が来るお店であれば、当然使えるのですが、使えないお店も一杯あります。JCBと銀聯カードは提携関係にありますので、今後の更なる普及に期待したいですね。
三井住友銀聯カードでは、2018年3月末まで、日本国内の利用でポイント還元率4倍、海外ではポイント還元率が2倍になるキャンペーンを行っています。ポイント還元率は国内2%、海外1%と全クレジットカード中、最高の還元率を誇ります。
短期間でも使ってみてはどうでしょうか。
三井住友銀聯カード(ぎんれんカード)の申し込みはこちらから
今回は以上となります。