ラスベガスへの旅行にいくぞ、となったらカジノには是非行きたいですよね。ただ、気になるのはカジノ内でのルールではないでしょうか。ルール違反をして周りの客に迷惑がられては、せっかくの楽しいラスベガス旅行が台無しです。特にチップは日本に無い制度ですので、戸惑うのではないかと思います。
そこで、今回の記事ではカジノ内のどういった場面で誰にどのようにチップを渡したら良いか、解説していきます。
カジノ内でチップを支払う場面
飲み物の受け取った時
カジノ内では飲み物を配り歩いているお姉さんがいます。飲み物が欲しくなった時、彼女らにお願いすれば良いのですが、飲み物は"タダ"です。アルコール、ソフトドリンクだろうが関係ありません。
ただし、飲み物を届けてきてくれたお礼として、彼女らにチップを渡す必要があります。カジノで遊んでいる人全員が渡しているので、あなたも必ず渡すようにしましょう。相場ですが、1ドルチップを渡せば十分です。チップを渡すのは、飲み物を受け取ったタイミングです。
また、彼女らはあなたの顔を覚えている訳ではなく、あなたの位置を覚えているだけです。カジノ場は広い上に人も多いです。お姉さんがあなたを見失ったら、まず探してくれません。飲み物を頼んだならば、絶対に動かないようにしましょう。
ゲームに参加した時
カジノ内では、何らかのゲームを行うと思いますが、そこには必ずディーラーがいます。ゲームに参加したならば、サービスを提供してくれたディーラーにもチップを払った方が良いでしょう。
カジノで損しても払わなかればならないの!?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。あなたが損をしている以上、良いサービスを受けたとは言えませんよね。よって、損をした場合、チップを支払う必要はありません。
ただし、ゲームに勝った場合は別です。ディーラーはあなたへ良いサービスを提供してくれていますので、チップを支払いましょう。勝った金額の1割程度を目安として、あなたがゲーム席を離れるタイミングでディーラーにチップを渡せばOKです。
その他
渡すチップの種類
カジノ内のチップ(tip)は現金ではなく、カジノの賭けで使うチップ(chip)で支払って下さい。スロットに使うコインでもブラックジャックなどの賭けに使うチップ(chip)でも構いません。換金出来るものであれば、チップは何でもかまわないです。ただし、現金でチップ(tip)を渡すのはマナー違反ですので注意しましょう。
推奨は出来ませんが、他のカジノで使用しているチップを渡しても問題ないようです。チップを渡された人は、そのチップを扱っているカジノに出向き、換金すれば良いので。ただし、彼女らの負担になりますし、原則辞めておきましょう。
カジノ内のディーラーの給料
ラスベガスのカジノ内のディーラーはお金をカジノ会社からほとんど貰えていません。例え、高級ホテル内のおしゃれなカジノであっても。彼らの時給はおよそ300円程度でしかありません。主な収入源はチップなのです。
彼らに気前よくチップをアメリカ人が支払っている背景には、給料が低いという事情があるのです。レストランの給仕なども同様の事情から気前よくアメリカ人もチップを支払っています。
ただ気前よくチップを渡したとしても、それがそのまま、カジノのディーラーの給料になるわけではありません。カジノのディーラーは受け取ったチップをそのまま自分の懐に入れず、一旦カジノ会社に渡すのです。カジノ会社は勤めている全てのディーラーからチップを集め、税金を差し引いた上で再分配しているのです。これには二つの理由があります。
1. ディーラーがお客さんと組んで不正を働かないようにする予防措置
2. 掛け金の高いディーラーと安いディーラーで得られるチップ差を是正するための措置です。高額ベットを行うテーブルでは、お客さんが支払うチップも相対的に高いです。すると、高額ベットを行うテーブルのディーラーだけがチップを沢山もらえてしまい、不公平です。カジノ会社側もこのような事態は望んでおらず、掛け金をプールするのです。
治安
ラスベガスのメインストリートであるラスベガス・ストリップであれば、夜中でも人通りが多く、治安に神経質になる必要はありません。ただし、一歩通りを離れてしまうと人通りが少なく身に危険を感じるレベルです。タクシーでの移動をオススメします。
一度、ラスベガス・ストリップから一歩離れた通りにあるホテルまで歩いて帰ったことがありますが、ほとんど誰ともすれ違いませんでした。唯一、一人で歩いている現地の女性を追い抜いたのですが、めちゃくちゃビビられてました。スリか何かと間違えられたのかもしれませんね。。
今回は以上になります。
尚、ラスベガス滞在時のホテルやレストラン内におけるチップのルールは、以下の記事にまとめています。ラスベガス以外のアメリカ全土で通用するルールですので、併せて覚えておくと良いでしょう。