アメリカへ駐在する際に、真っ先に準備しなければならないものの一つに銀行口座があります。銀行口座が無ければ、現金を引き出すことも出来ませんし、給料や仕送りの振り込みも出来ません。銀行口座には、住居と同程度の重要度があります。ただ、アメリカの銀行と一口に言っても様々な銀行がありますので、どの銀行を選んだら良いのか、よく分からないと思います。
そこで、今回の記事では、アメリカ現地でお金を引き下ろすことが可能な、オススメの銀行を紹介します。
目次
銀行を選ぶ基準
オススメの銀行といっても、人によってマチマチです。まずどのような考え方で銀行を決めたらよいか、以下の5点が大事ではないかと思います。
1. 銀行の支店が住む予定の場所の近くにあること
2. 日本で口座開設可能であること
3. 口座維持費が掛からないこと(又は、低い条件で無料になる)
4. 日本語を話せるスタッフがいること
優先度が高い順に並べました。大切なのはアメリカ現地の銀行の使い勝手とサポートの良さではないでしょうか。
3.については、日本にはないので、馴染みがあまりないかもしれません。アメリカでは銀行口座を持つだけで、銀行口座の維持費という名目で手数料を取られます。ただ、ご安心を、口座維持費は口座をきちんと使い続けていれば発生しませんので。
銀行の選び方
ということで、以下一緒に選んでいきましょう。
アメリカ銀行の支店検索方法
Bank Search Engineというサイトがあります。このサイトで、アメリカ国内の銀行支店を調べることが出来ます。
サイトを検索すると以下のような画面が出てくると思います。
あなたが入力するべきなのはCity、Stateの部分だけです。留学であれ、転勤であれ、拠点となる学校・支社は決まっていると思います。そこの住所を入力すれば良いです。Cityの部分には市の名前を、Stateの部分には州の名前を入力しましょう。
ちなみに、アメリカの住所は"Address(番地情報) City(市町村名)State(州名、2文字略称が使われる場合あり)Zip code(郵便番号)"の順で並んでいます。State名の前がCity名です。参考までに。
日本で口座開設可能な口座をまずは検討
日本では、三菱東京UFJ銀行がアメリカの銀行口座開設を支援しています(詳細はこちら、三菱東京UFJ銀行のリンクになります)。このサービスの何がオススメかというと、アメリカ本国に行く前に、銀行口座を開設できるので、アメリカに行ってから銀行に関する心配をしなくて済むことです。
ただし、三菱東京UFJ銀行のアメリカ国内用口座が出来るわけではありません。三菱東京UFJ銀行経由で、UNION Bankの銀行口座を開設できるのです。支店名を検索する際はご注意下さい。
日本語を話せるスタッフがいる
私も調べましたが、アメリカで日本語対応可能なサービスを提供している銀行は、ほとんど無いです。上で挙げたUnion Bank以外ではCiti Bankのニューヨークにある5番通り店(店舗の場所はこちら)程度でしょうか。大きな期待は、残念ながら出来ません。
アメリカ現地の銀行紹介
全てCHECKING ACCOUNT(当座預金)の最もベーシックなプラン同士で比較しています。
citi bank
初回最低入金費用:0ドル
銀行口座維持費:12ドル/月
免除条件:以下、3つの条件のうち、いずれかを満たすこと
1500ドル以上の預金があること
入金・出金処理をその月に1回以上行っていること
62歳以上であること
Bank of America
口座維持費の免除条件:以下、3つの条件のうち、いずれかを満たすこと
1500ドル以上の預金があること
25ドル以上の入金をその月に1回以上行っていること
23歳未満であること
Chase bank
口座維持費の免除条件:以下、2つの条件のうち、いずれかを満たすこと
1500ドル以上の預金があること
500ドル以上の入金をその月に1回以上行っていること
Union bank
口座維持費の免除条件:以下、2つの条件のうち、いずれかを満たすこと
500ドル以上の入金をその月に一回以上行っていること
1500ドル以上の預金があること
各銀行の比較
いかがでしょうか、ほとんど差がありませんね。アメリカでも日本同様、銀行間の差がほとんど無いので、あなたが住もうとしている近所の銀行の口座を開設するのが一番です。ただし、日本人スタッフの支援を得やすいUnion bankを第一候補として検討することをオススメします。
(参考)Checking AccoutとSaving Accountの違い
アメリカの銀行口座のホームページにはChecking AccountとSaving Accountがあります。Checking Accountは当座預金口座のことで、クレジットカードの決済や小切手の処理、預金の引き出しを目的とした口座です。この口座にお金を預けても利子が発生しません。
一方、Saving Accountは普通預金口座のことで、銀行から利子がもらえる口座です。代わりに、引き出し回数は制限されています。
正直、Checking Accoutさえあれば、何とでもなるので、口座をあえて増やす必要はないです。何故なら、Saving Accountに預けても利子は0.01%程度しか付かないからです。日本同様、アメリカも超低金利時代なのです。無理して作る必要はないでしょう。
まとめ
いかがでしたか。アメリカでオススメの銀行についてまとめました。各人によってオススメの銀行は違いますので、この記事に貼り付けたリンクを元に最適な銀行を見つけ出して下さいね。
個人的には、日本にいながら口座開設可能なUnion Bankをオススメします。
今回は以上になります。
以下、参考にした各銀行のリンクを貼り付けますので、良かったら参考にしてみて下さい。
Union bank へのリンクはこちら(このサイトのみ日本語です)
また、銀行口座と同様、クレジットカードもアメリカに駐在する上で無くてはならないものです。こちらの記事にまとめましたので、よかったら参考にしてみて下さい。