アメリカに転勤・留学などで駐在となった際にオススメのクレジットカードを紹介します。日本のクレジットカードをアメリカで使用すると、どうしても両替手数料が1.6~2%掛かってしまいます。
そこで、アメリカの現地カードを取得する必要が出てきます。アメリカ現地のクレジットカードなら手数料は掛かりません。
しかし、アメリカで発行されているクレジットカードを日本人が何も考えずに申し込んでも断られてしまいます。
何故なら、アメリカ国内のクレヒスが無いためです。詳細はこちらの記事を参照下さい。
ただし、クレジットカードは、アメリカではあなたの身分証代わりとしての役割も果たします。駐在者であるあなた自身、何らかのクレジットカードを保有していないと、生活していく上で様々な場面で困ると思います。
そこで、今回の記事では、日本に居ながら発行できるアメリカの現地カードや、アメリカ国内でしか発行できないオススメのクレジットカードについて紹介していきます。
目次
日本から、申し込み可能なアメリカのクレジットカード
実は何枚かのクレジットカードは日本に居ながらにして申し込み可能です。それは、JAL USA CARD, ANA USA CARD, American EXPRESS, SBIカードの4種類です。
こちらの表にて、各々のクレジットカードを比較しました。
カード名 | JAL USAカード | ANA USAカード | American Express | SBIカード |
年会費 | 20ドル | 70ドル | 無料 | 無料 |
還元率 | 2ドル = 1マイル | 1ドル = 1マイル | 2% | 0.75% |
尚、ここにまとめたのは、各社が発行しているクレジットカードの中から、割安なカードを抽出しています。
表を見ればわかる通り、American Expressが圧倒的に良いカードとなっています。正式名称は"Blue cash everyday card from American Express"です。何が素晴らしいかといえば、年会費無料なこと、かつポイント還元率が2%もあることです。
というと、日本のイメージで年会費が高いステータス性のあるカードだというイメージを持たれてしまいがちですが、アメリカでは年会費無料のクレジットカードも発行しているのです。
ただし、アメリカ国内のAmerican Expressのクレジットカードを取得するためには、1年間日本でAmerican Expressを契約していることが条件となっています。もし、アメリカへ駐在する可能性がある場合、日本でAmerican Expressのクレジットカードを1年以上使うことをオススメします。
詳細はこちらのリンクより閲覧可能です。(英語のサイトになります)
アメリカのクレジットカードを取得可能な理由
上に挙げた4枚のクレジットカードを日本にいながら発行してくれる理由は、アメリカ駐在用のクレジットカードを作成するにあたって、日本のクレヒスを参考にしてくれるからです。
アメリカでクレジットカードを使ったことが無くても、日本であればクレジットカードを何らかの形で持っている方も多いと思います。
日本でクレジットカードを発行している会社であれば、日本のクレヒスを参考にした上で、アメリカ駐在者のためにクレジットカードを発行してくれるのです。 アメリカへこれから駐在しようとしている人にはありがたい話です。
特にAmerican Expressは世界に股をかけてクレジットカード業を行っていますので、現地カードの取得を支援してくれているのです。
ただ、American Expressが発行している日本のクレジットカードは、最低ランクでのカードでも年会費が1万2000円も掛かってしまいます。1年だけであれば、初年度無料で利用可能ですが、高額な年会費が発生する点のみ注意して下さいね。
アメリカ現地で取得可能なクレジットカード
Secured Credit Cardを取得する
今まで挙げてきたクレジットカードは、全て日本に居ながら発行出来るアメリカ現地向けのクレジットカードです。ここからは、アメリカ現地で作成可能なクレジットカードの中から、日本人でも比較的簡単に取得できるカードを紹介していきます。
セキュアード・クレジットカード
"セキュアードクレジットカード"というアメリカ駐在者又はアメリカ国内の低所得者向けのクレジットカードがあります。これは、皆さんがイメージしているクレジットカードと同じように使えますが、一部異なる部分があります。
それは、デポジットという名目でクレジットカード会社にお金を預ける必要があることです。
クレジットカード会社は、あなたがデポジットとして預けた金額=限度額としてカードを発行してくれるのです。元々、アメリカ国内に住む延滞などを頻繁に行う低信用者でもクレジットカードを取得できるよう、デポジットという仕組みを採用しているのです。
クレジットカード会社としても、万が一お金がカードを持っている人から支払われなくても、デポジット分のお金はいつでも回収可能です。これにより、クレジットカード会社は損をしない仕組みとなっています。日本人である私たちも、アメリカでは低信用者に属していますので、セキュアードクレジットカードは作れるのです。
実際、移民の多いアメリカでは低信用者向けの様々なセキュアード・クレジットカードが発行されています。
一例を見ていきましょう。こちらは、Discover社が発行しているクレジットカードになります。(リンクはこちらから)。"セキュアードクレジットカード"のカテゴリーの中では全米No.1の評価を受けています。主な特徴は、年会費:無料 還元率:1% クレジットヒストリーをきちんと構築してくれること、です 。
年会費無料は普通ですね。還元率1%はポイントでの支払いではなく、1%のキャッシュバックです。更に、クレジットカードを使い続けることで、アメリカのクレヒスを構築出来ます。一年も使っていれば、本当にお得なクレジットカードが発行可能になってきます。
Discover社はセキュアード・クレジットカードに限らず、評価が非常に高いです。迷ったら、これを取得しておけば間違いないです。
"セキュアードクレジットカード"を選ぶ上での注意点
Discover社のクレジットカード以外も様々なカードが発行されています。ただし、全てが優良カードとは限りません。また、日本のクレジットカードにはない落とし穴があります。
以下、紹介していきます。
クレヒスを構築してくれないカードがある
セキュアード・クレジットカードの中には、クレヒスの情報を信用会社に展開してくれないクレジットカード会社もあります。このようなクレジットカードを選択した場合、いつまで経ってもお得なカードに乗り換えられません!
あまり意識しない部分かと思いますが、通常は1年もクレジットカードを使い続けていれば立派なクレヒスを構築出来ます。クレヒスを構築できないのは勿体無いので、アメリカのクレジットカードを取得する場合は、確認するようにしておくと良いです。
年会費・還元率に注意を払うべし
年会費が無料となる"セキュアードクレジットカード"はそう多くありません。必ず確認するようにしましょう。上に挙げたDiscover社のクレジットカードであれば年会費無料です。
Discover社のクレジットカードは日本で発行されていないため、馴染みが薄いかもしれませんが、アメリカではVISA, Masterに次ぐメジャーなクレジットカードのブランドです。こちらの記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたか。アメリカ駐在者向けに日本でも発行可能なクレジットカード、及びアメリカ現地に行ってから取得可能なクレジットカードを紹介しました。結構、色んな種類のクレジットカードを取得できることをわかって頂けたかと思います。
では、本当にどのクレジットカードが作ったら良いのか。これは一概に言えません。日本にいながら発行可能なクレジットカードとアメリカ現地で取得可能なクレジットカード、どちらにもメリット・デメリットはあります。ただ、私なら、アメリカ国内で発行されている"セキュアード・クレジットカード"を取得しようとすると思います。
やはり、クレヒスを構築して一度でも高還元率を得てみたいんですよね。アメリカではクレジットカードによっては還元率5%以上のものもあります。是非とも取得したいです。
ただ、日本から申請可能なカードならば、日本語で応対してくれるスタッフが必ずいます。もし、不安があるなら日本国内にいるときから、クレジットカードを発行してもらった方が間違いは無いと思います。
今回は以上になります。
参考までに、アメリカのクレジットカードを取得する上で、アメリカ現地の銀行口座を開設しておく必要があります。開設方法に関し、こちらの記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。