モバイルSuicaをご存知の方も多いと思います。スマホにアプリをインストールするだけで、スマホがSuica代わりになるアプリです。
このアプリですが、クレジットカードを使うことで最大限の恩恵を受けられる仕様となっています。今回はそんな、モバイルSuicaに関して、オススメの設定まで含めて解説していきたいと思います。
目次
モバイルSuicaへのチャージ方法
チャージ方法は二種類あります。銀行振り込みとクレジットカード払いです。以下、詳しくみていきます。
銀行振り込み
モバイルSuicaでは、銀行振り込みも可能です。「みずほ銀行」「三菱東京UFJ銀行」「じぶん銀行」の3行が対象です。更に、インターネットバンキングの手続きを完了していることが条件です。
更に、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行に関しては振り込み手数料が発生してしまう点もご注意下さい。"じぶん銀行"を持っている方なら良いですが、銀行振り込みは原則オススメしません。
クレジットカード払い
モバイルSuicaで支払い可能なクレジットカードは、VISA、Master、JCB、American Express、Diners Clubの5種類です。ただし、中国発で近年日本でも発行可能となった銀聯カードは対応していません。
チャージするだけならどのクレジットカードでも可能なのですが、中にはモバイルSuicaの年会費が無料となるものもあります。
それが、ビューカードです。一例を挙げますと以前の記事で紹介したANAのSuicaカードやビックカメラのSuicaカードが該当します。
通常であれば年会費1030円掛かってしまう所が当面無料で使えるようになります。モバイルSuicaを使うのであれば、これらのクレジットカードを取得すると良いと思います。
今や、電子マネーはEdyやWaonなど無料で使えるものばかりです。Suicaだけ有料化してしても、利用者が他の電子マネーへ流れてしまうだけで、JR東日本にとって一切のメリットがありませんしね。
モバイルSuicaで出来ること
お金のチャージ
銀行振り込みであれ、クレジットカード経由であれ、お金をあなたのスマホへチャージすることが可能です。チャージは1000円単位で最大2万円まで可能です。
また、Suicaポイントアプリで貯めたSuicaポイントを、お金としてチャージすることも可能です。SuicaポイントアプリとモバイルSuicaの連携は同じスマホ内に両方のアプリをインストールしておけば、簡単にできますので、オススメです。
Suicaポイントアプリについては、こちらの記事に紹介してありますので、良かったら参考にしてみて下さい。
ビューカードでは、オートチャージを使うことでポイントを獲得できる入会キャンペーンを実施していますので、一度は設定しておくことをオススメします。クレジットカードによって獲得できるポイントは違いますが、概ね2000円相当のポイントがもらえます。
尚、オートチャージはJR東日本の改札口でしか行われません。街のコンビニでは、オートチャージされませんので、ご注意下さい。
定期券の購入
モバイルSuicaでは定期券も購入できます。私とかは、窓口で定期券を買うイメージが強かったので(もう古いのか・・?)初めて知った時は結構驚きました。
やり方は簡単でモバイルSuica内のトップページに定期券と書かれた項目があるので、そこをクリックしましょう。後は、区間と何ヶ月定期かを入力すれば簡単に買えてしまいます。
実体のある定期券をあえて買わなくても、モバイルSuica内で購入できますので、余計な荷物が一個減って楽で良いですね。
そんな時に定期券の期限が切れたモバイルSuicaで改札を通ってしまうと、チャージしてあるお金から電車代が支払われてしまいます。
「7.会員メニュー」→「2.携帯電話・メール情報」→携帯電話・メール情報変更入力の「定期券有効期限切れ通知」から「希望する」を選択すれば、定期券が切れる一週間にメールで通知してくれます。
是非とも活用して下さい。
普通席グリーン券の購入
都内の電車にはあまり併設されていないのですが、常磐線や高崎線などJRの普通車にはグリーン車が併設されている場合があります。モバイルSuicaでは、グリーン席の利用料金を通常よりも安く購入することが可能です。
具体的には以下の金額で利用することが可能です。
50kmまで | 51km以上 | ||
---|---|---|---|
平日料金 | モバイルグリーン料金 | 770円 | 980円 |
事前料金 | 770円 | 980円 | |
車内料金 | 1,030円 | 1,240円 | |
休日料金 | モバイルグリーン料金 | 570円 | 780円 |
事前料金 | 570円 | 780円 | |
車内料金 | 830円 | 1,040円 |
自動券売機で購入するグリーン券とモバイルSuicaから購入するグリーン券の値段自体は変わりませんが、券売機を操作する手間を省ける点も良いですね。ただし、グリーン券の購入はクレジットカード払い限定になる点だけご注意下さい。
また、あまり大きい声では言えませんが、グリーン車に乗ってからモバイルSuicaよりグリーン券を買っても問題ありません。添乗員さんも常に見回っているわけではありませんので、見回りまでにグリーン券を買ってしまえば、車内料金を支払わずに済みます。
新幹線の特急券の購入
更に東北・北海道・山形・秋田・上越・長野・北陸新幹線の特急券もモバイルSuicaより購入できます。所定の区間と乗りたい時間を入力すれば、モバイルSuica上で購入することが可能です。
実はモバイルSuicaで特急券を購入した場合、紙で発行してもらうよりも、安価に購入することが可能です。スーパーモバトクというサービスがあり、通常よりも安く購入することが可能です。
例えば、東京→仙台までの片道の乗車券+特急券であれば、前日の23:40までに新幹線の特急券を予約した場合、10,890円掛かるところが、8,960円で済みます。何と1,930円分もお得になるのです。帰省などで新幹線を頻繁に利用される方は是非とも活用して下さいね。
尚、新幹線の特急券も普通車のグリーン券同様、クレジットカードで支払う必要があります。
通販での利用
実は、通販でもモバイルSuicaで購入することが可能です。結構、メジャーな通販会社でもモバイルSuicaが使えますので紹介していきます。
・Amazon
・楽天市場
・Yahoo ショッピング
ファッション
・セシール
・吉田カバン正規店
音楽・映像・ゲームソフト
・N◯Kオンデマンド
・スクエア・エニックスおe-Store
・DMM.com
オンラインゲーム
・ケータイ国盗り合戦
・ファンタシースターオンライン2
・Line Store
チケット
・高速バスネット
・映画チケット(T-ジョイ系劇場、新宿バルト9、横浜ブルク13、こうのすシネマ)
・ポンパレ
などなど
モバイルSuicaの登録番号を各通販の所定の画面上で入力すれば、支払いが完了します。
ビックカメラSuicaカードなどですと、クレジットカード払いを利用するとビックカメラのポイントとビュー・サンクスポイントの二種類がもらえるため、ポイント管理の手間が掛かってしまいます。モバイルSuicaの支払いならば、ビュー・サンクスポイントしか貰わずに済みます(かつ、ポイント還元率も高くなる)。
あなたの持っているクレジットカードによっては有効な支払い方になります。
モバイルSuicaで出来ないこと
特急券の購入
実は特急券をモバイルSuicaでは購入できないのです。そんな馬鹿な、、と思ってモバイルSuicaを使用し始めた頃、色々調べてみましたが、どうしても購入出来ませんでした。
新幹線の特急券は買えるのに、普通の特急は買えないなんておかしな話ですよね。
ただ、えきねっとという別のシステムから特急券は購入可能です。えきねっと経由で特急券を購入すれば、割安になります。特急を頻繁にするのであれば、えきねっとにも登録しておくことをオススメします。
えきねっとについては、こちらの記事にまとめました。
モバイルSuicaにインストールするスマホに関する注意点
おサイフケータイ対応のスマホを準備しよう
最後にどんでん返しのようなことを言って申し訳ありませんが、スマホがおサイフケータイに対応していないとモバイルSuicaは使えません。ただ、iPhoneだと7以降ならば、おサイフケータイ機能は付いています。
iPhone以外のスマホですと、おサイフケータイ機能は付いているもの、付いていないものが入り乱れています。
あなたのスマホがおサイフケータイに対応しているかどうかは、スマホの裏面を確認して下さい。以下のマークが付いていれば、おサイフケータイ機能が付いているスマホとなります。
おサイフケータイ機能は常時ONしておく
モバイルSuicaをインストールしてもおサイフケータイ機能のON、OFFをスマホ上で設定できます。この際、おサイフケータイ機能は常時ONしておくことをオススメします。
常時ONしておかないと、いざスマホの電源が切れてしまった時にモバイルSuicaが使えなくなってしまうためです。実は、おサイフケータイ機能をONしておけば、スマホの電池が切れてもモバイルSuica機能は使えるのです。
そのため、万が一スマホの電池が切れてしまっても、モバイルSuicaだけは使い続けられるよう、おサイフケータイ機能は常時ONしておくことをオススメします。
欠点として、電池の消耗も若干速くなります。ただ、一日あたり2~3%減りが速くなるだけです。誤差のようなものですね。
まとめ
いかがでしたか。モバイルSuicaは便利な上にお得なことがわかって頂けたと思います。
ただ、便利な半面、スマホが財布以上に大切なものになりつつあるな、と最近ひしひしと感じています。財布並の管理をスマホも行わないといけなくなりそうです。
今回は以上になります。
また、モバイルSuicaの年会費が無料になるという観点でANAのSuicaカードを紹介します。マイルは、通常のポイント以上に価値があります。こちらの記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。