クレジットカードのスキミング被害を防止するには - 事例と対策を紹介します –

海外クレジットカードのスキミング被害

クレジットカードのスキミングをご存知でしょうか。スキミングとはあなたのクレジットカード情報を不正に入手する手段の一つです。これにより、あなたのクレジットカードへ多額の請求が来てしまう恐ろしい犯罪です。

今回の記事では、そんなクレジットカードのスキミング被害について解説しました。

クレジットカードのスキミング手段について

カメラを用いた手法

最も簡単な手法は、クレジットカードの表面と裏面をカメラで撮影することです。通販であれば、クレジットカード番号を入力しさえすれば、商品を購入できてしまいます。

カメラであれば、スマホに標準搭載されています。悪意のある人が使えば犯罪ツールになってしまうのです。

ただ、こちらに関しては対策がある程度成されており、あなた自身が普段使わないサイトでクレジットカードが利用された場合、決済を一旦保留にしてくれます。その上であなた自身が本当にクレジットカードを利用したのか、カード会社が電話などで確認してくれます。

これにより、スキミング被害に遭うリスクを最小限にとどめてくれます。

スワイプ型のスキミング手法

スキミング用の機械としてスキマーと呼ばれる機械があります。これは、あなたのクレジットカードをスワイプした際、クレジットカード内の黒くなっている部分にある磁気情報を抜き取るためのモノです。こちらにその写真を掲載します。

海外クレジットカードのスキミング被害@スキマー

更に、スキマーで抜き取った情報を元に、クレジットカード情報を焼き付けるための”クローンカード”というモノが存在します。一旦、磁気情報を抜き取った後であれば、CDやDVDにデータを焼き付けるのと同じ感覚で作成出来るそうです。

海外クレジットカードのスキミング被害@クローンカード

このようにして作成されたクローンカードはその辺に置いてあるカードリーダーでも使うことが可能です。これにより、あなたのクレジットカードが不正利用されてしまうのです。

ATMの改造

ATMのカード挿入口が改造されているがために、カード情報がスキミングされるケースがあります。こちらの例はクレジットカードのキャッシング機能を利用した場合だけでなく、銀行のカードを使用した場合にも気を付ける必要があります。

こちらの図が、改造されたATMと正規のATMの挿入口の差です。

スキミング用に改造されたATMの場合、挿入口が出っ張りますので、その点で気付ける方もいるかもしれません。ただ、大半の人は見分けることは不可能といってもいいでしょう

日本にもありますが、街中にポツンと置かれているATMは海外、特にアメリカでは使わない方が身のためです。

実際に被害のあった事例を紹介します。2016年8月にアメリカのシカゴの街中に置かれているATMで実際にスキミング被害が発生しています。つい最近の出来事です。被害のあったATMの写真を参考までに載せておきます。市街地のど真ん中にこのATMはあるのですが、簡単にスキミング用の機械を取り付けられてしまうのです。

海外クレジットカードのスキミング被害@ATM

更に、2017年の5月には、手の中に収まりそうなくらい小さいスキミング装置が使われはじめています。こちらの写真がそうなのですが、もうスキミング装置を見分けることはあきらめた方が良いと思って下さい。

クレジットカードのスキミング装置@小型

ATMの中に取り付けた時はこちらの写真のようになります。右側にスキミング装置が取り付けられているのですが、カード挿入口と一体化してしまっていますよね。

左側は小型カメラが取り付けられており、あなたの入力した暗証番号を目視で読み取ろうとしているのです。

クレジットカードのスキミング装置@ATM取付時

スキミング用装置の入手性

簡単に入手できます。ネットで検索すると、通販などで販売しており、ざっと2万円ほど出せばATMへ埋め込めるタイプのスキミング用の機械を購入できます。クローンカードに至ってはタダ同然で手に入るそうです。

日本のATMでスキミングされたというニュースはそこまで多くありませんが、アメリカでは毎日のように報道されています。

それもそのはず、アメリカ人のおよそ42%がスキミングなどの不正利用の被害にあっているという調査結果もあるくらいです。アメリカはクレジットカード大国でもありますが、スキミングによる不正利用大国でもあるのです(蛇足ですが、日本では120億円程度が不正利用されています。アメリカの約50分の1の規模です。)

あまり考えたくないですが、アメリカで使われているスキミング装置が日本で使われるのも時間の問題だと思います。

インターネット上でクレジットカード番号を入手可能

スキミングされたクレジットカード番号は恐ろしいことに、インターネット上へ流出してしまうケースもあり、更に売買されています

例えば、以下のサイトではクレジットカード100枚分の番号をわずか20ドル程度で販売しています。しかも、アメリカ・カナダ・ユーロなど各国様々なクレジットカード番号をそろえています。

残念ながら(?)日本で不正入手したクレジットカード番号の売買取引は以下のサイトでは行われていませんでしたが、私が探しきれなかっただけでどこかのサイトで行われているのは間違いないでしょう。

アメリカでクレジットカードのスキミング被害にあわないために@クレジットカード番号売買

スキミングは手軽に出来る犯罪でリターンも大きいので、色んな犯罪者が利用しているのです。

では、私たちはどのような対策を講じれば良いのでしょうか。

スキミング被害への対策

クレジットカードから目を離さないこと

日本であれば、問題ないのですが、アメリカ等の海外では、店員にクレジットカードを預けないことが大事です。クレジットカードを預けてしまうと、裏でスキミング装置・カメラなどを用いてあなたのカード情報を抜かれてしまう恐れがあるためです。

決済をあなたの目の前だけで行わせるようにすれば、スキミング被害にはあわないでしょう。アメリカなどの海外ではクレジットカードのスキミング被害が多発しているため、テーブルまでカードリーダーを持ってきて、その場で決済してくれます。

更にヨーロッパであれば、決済担当の人がお店に割り当てられていて、その人しかクレジットカード決済が行えない仕組みを導入している所すらあります。(それだけ、犯罪が多いのでしょう。)

海外ではスキミングによる犯罪が多いため、このような仕組みが導入されているのです。

怪しい場所でクレジットカードを使わない

クレジットカードを使わなければ、スキミング被害にはあわないです。よって、クレジットカードの使う場所を限定すると良いです。例えば、ホテルや繁盛しているレストランなどの信用できる場所以外ではクレジットカードを使わないようにするという対策が有効です。

こちらに、クレジットカードを使わない方が良い場所をリストアップしましたので、良かったら参考にしてみて下さい。

人目の付かない場所に置かれているATMは使わない

これも理解頂けるかと思います。人目の付かないATMでは、犯罪者が比較的簡単にスキミング装置を取り付けることが可能なため、犯罪が起きやすいともいえます。

日本では、スキミング犯罪に関する報告はまだ少ないですが、基本的には銀行内に置かれたATMを利用するようにしましょうね。きちんと、訓練を受けた人が監視しているはずなので。

まとめ

いかがでしたか。クレジットカードのスキミング犯罪の事例と対策についてまとめました。

クレジットカードは便利な半面、様々な場面でスキミングされるというリスクを負っています。特にアメリカなどの海外では顕著ですので、くれぐれも気を付けて使用するようにしましょう。今回は以上になります。

参考出典:警察庁、セブン銀行、University of Texas

参考までに、クレジットカード側でも不正利用に対する安全策を色々と練っています。こちらの記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。

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