旅行でアメリカへ行くのであれば、クレジットカードは使用頻度が高いばかりでなく、ホテルでのデポジットの支払いなど無いと困る場面が沢山でてきてしまいます。
クレジットカードは是非とも持つようにしましょう。
ただ、どのようなクレジットカードを持っておけば安心か、そもそもアメリカへ旅行する上でオススメのクレジットカードは何なのか、疑問に思われている方もいるかと思います。今回の記事では、アメリカへ旅行する上で重視したい項目をまとめると同時に私がオススメするクレジットカードを紹介していきます。
目次
クレジットカードを取得する上で重視したい項目
クレジットカードのブランド
一番、気にしなければならないのはクレジットカードのブランドです。クレジットカードは使えなければ意味がありません。お店によっては、特定のブランドしか扱っていない所もあります。
では、どのブランドを取得すれば良いのでしょうか。
ずばり、VISAかMasterカードをオススメします。必ず、一枚は持つようにしましょう。VISAカードやMasterは全世界に普及しておりますが、元々はアメリカ発祥の企業です。アメリカでの普及率も非常に高く、私もVISAカードを持ってアメリカへ2週間ほど出張しましたが、使えなかったことは一度もありませんでした。
一方、JCBですが、ハワイやグアムへ旅行に行かれるのであれば問題なく使えます。ただし、アメリカ本土ではVISAやMasterほど普及していません。JCBカードしか持っていない場合、一枚追加でVISAまたはMasterカードを取得することをオススメします。
もっとも、JCBカードの場合は、DISCOVERカードと提携していますので、アメリカでもそれなりの店舗で使えるようになっています。
一方、American Expressもアメリカ発祥の企業ですので、さぞアメリカでは普及率が高いのだろう、と思っていると実は違います。何と、VISAやMasterカードの普及率の2/3程度(690万店舗)でしか使えません。
実はJCBよりも使える店舗数は少ないのです。American Expressもサービス自体は優れているのですが、アメリカではクレジットカードとして使えないお店も多いので、旅行で訪れる際は注意して下さいね。
ショッピング・プロテクション
ショッピング・プロテクションとはアメリカなどの海外でクレジットカードが不正利用されたとしても、一定額以内なら不正利用額を補償してくれるサービスのことです。
アメリカは日本と比べて犯罪率が高く、日本の2倍以上あります。また、クレジットカードは一度盗まれると、あっという間に大金を使われてしまいます。
アメリカへ旅行で訪れる際はショッピング・プロテクションが付いているクレジットカードを持っていくようにしましょう。
そうは言っても、怖いものは怖いと思うので、どんな場所でに被害に遭いやすいか、こちらの記事にまとめました。アメリカへ旅行に行く際は気を付けて下さいね。
海外旅行用の保険が付与されている
海外旅行時において、万が一病気などにかかってしまった際、日本であなたが持っている保険証はアメリカなどの海外で使用することが出来ません。
そこで、クレジットカードにはこのような万が一に備え、様々な保険を提供しています。例えば、以下に対して保険が付与されています。
・傷害に対する治療
・疾病に対する治療費用
・賠償責任
・携行品損害
・救護者費用
各クレジットカードにより、保証される費用はまちまちですが、年会費の額に応じて保証される限度額は高くなる傾向にあります。特に疾病に対する治療費用が大事な項目です。
アメリカでは、医療費が非常に高く、手術をしなければならないような病気に掛かると数百万円オーダーでお金を支払わなければなりません。クレジットカードは海外旅行のための保険が付随しているものとしていないものがあります。
必ず、確認するようにしましょうね。
ボーナスマイルが貯まるクレジットカードか
航空会社が発行しているクレジットカードの場合、そのクレジットカードで航空券を購入するとボーナスマイルが発生します。家族旅行などで定期的にアメリカなどの海外へ出向かれるのであれば、是非航空会社が発行しているクレジットカードの取得を検討してみて下さい。
1マイルは3円程度の価値がありますので、取る価値は十分あります。
空港のラウンジを利用可能
国際空港であれば税関の手続きや入国・出国手続にそこそこ時間を取られてしまいます。それを見越して、2時間前を目安に国際空港へ向かう必要があるのですが、20~30分ぐらいは待合室で待たなければなりません。そのような場合に空港のラウンジは時間つぶしにピッタリです。
ラウンジ内では新聞や飲み物が無料で提供されます。また、ラウンジ内は空港ゲート付近の待合所と異なり、人も少ないためにゆっくりとくつろぐことが可能です。
アメリカ旅行でオススメのクレジットカード紹介
JALカード
一番は航空会社が発行しているクレジットカードです。JALカードであれば、クレジットカードで航空券で買うだけで通常のマイルだけでなく、ボーナスマイルとして10%分多く付与されます。更にその年の初搭乗時限定ですが、1000マイル分も追加で付与されます。
日本からハワイのホノルル空港までであれば、通常片道1人で3800マイルたまります。これが夫婦2人で年1回ハワイへ旅行に行ったとすると、それだけで16200マイルもたまります。
更に、JALカードですと、通常よりも低いレートでマイルを航空券と交換可能です。例えば、東京ー沖縄間の往復航空券をマイルで購入しようとした場合、通常15000マイル必要な所を11500マイルまで割り引いてくれます。お得でしょう?
ハワイ旅行へ一回でも行けば、沖縄旅行が一回分付いてきます。オススメです。
また、海外保険も完備されています。
ただし、クレジットカードのラウンジを利用するのであれば、ゴールドカード以上(年会費10800円~)を選択しましょう、利用しないのであれば一般カード(年会費2160円)で十分です。
楽天プレミアムカード
楽天カードの基本スペックをそのままに、アメリカなどの海外旅行用のサービスを強化したのが楽天プレミアムカードです。
本クレジットカードですと、年会費は10800円も掛かってしまいますが、プレミアム・パスを無料で発行してくれます。
このプレミアム・パスを発行してもらうことで、日本・アメリカの国際空港はもちろん、全世界1000ヶ所近い空港のラウンジを利用可能です。ラウンジ好きにはたまりません。
また、海外保険も当然完備されています。
楽天プレミアムカードの場合は、マイルではなく楽天ポイントという形でたまります。使い道は豊富にあります(楽天市場、楽天トラベルなど)ので、ガンガン使っていきましょう。
また、楽天プレミアムカードを発行時に最大で15000ポイント付与されるキャンペーンを実施中です。初年度は実質無料で利用できる点も嬉しいです。
その他のギモン
クレジットカードの保険で十分か
アメリカの医療費は高騰しており、ひどい病気に掛かると100万~1000万近く請求されたというケースはあるようです。クレジットカードの保険で十分カバー出来るのでしょうか。
答えは、カバー出来ません!上で挙げた楽天プレミアムカードでも300万円が上限です。1000万近く請求されたら700万円も自己負担が発生します。
ただ、私はこれで十分だと思っています。確かに、そのようなケースもあるかもしれませんが、1000万もの高額な請求はかなりのレアケースです。
一般的な風邪などであれば、300ドル(約3万円)程度で済んでしまいます。
どうしても心配であれば、是非とも保険会社が出している旅行用の保険を活用しましょう。例えば、AIU保険がオススメです。AIGという全世界に支店を展開している傘下の企業のため、アメリカ現地でも適切な対応してくるはずです。(一時期、マンチェスター・ユナイテッドの公式スポンサーにもなっていましたね。)
また、一緒に同行するであろう家族、特に子供の心配をしましょう。あなたは我慢できても子供は我慢できません。しかも、クレジットカードに付帯されている保険はあなた専用で家族は対象外です。
この点を踏まえ、アメリカ旅行は考えていきましょうね。
まとめ
いかがでしたか。アメリカ旅行でオススメのクレジットカードを紹介しました。セコい話ですが、アメリカへの旅行となるとそこそこのお金を使うことになります。クレジットカードを利用することで、大量のポイント又はマイルを獲得するチャンスでもあります。
上で挙げたクレジットカードを取得して、是非素敵な旅行をプランニングしましょう。
クレジットカードは様々な場面で活用できます。こちらの記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。
今回は以上になります。