賃貸の契約をした方ならわかりますが、基本的に連帯保証人を要求されます。ただ、どうしても連帯保証人を立てられない場合は、不動産会社指定の家賃保証会社と契約し、そこでなぜかクレジットカードを契約させられる場合があります。
クレジットカードを作ることに抵抗感のある方もいると思いますし、私個人としては今持っているクレジットカードで支払わせてくれよ、と思ってしまいますが、どうもそれではダメなようです。
一言でいえば、クレジットカード会社が家賃保証サービスを提供しており、不動産会社とクレジットカード会社がグルとなって、契約させているのです。今回の記事では、家賃保証に関して詳しく解説していきたいと思います。
目次
家賃保証会社がクレジットカード払いを選択する理由
料金の未納をある程度防ぐことができる
家賃保証会社へ支払うお金は年間、毎月の賃貸料の約40%となります。結構な額を支払わざるを得ませんが、クレジットカード払いであれば、カード会社が勝手に(もとい、契約に基づいて)銀行から引き落としてくれます。
銀行振り込みの場合は、あなた自身に悪意がなくても、あなた自身が振り込みを忘れてしまって、家賃保証会社側があなたへ催促する必要が出てくる場合があります。クレジットカード払いであれば、銀行から自動的に引き落とされるので、払い忘れなどによる料金の未納をある程度防ぐことができるのです。
あなたの信用度が即座にわかる
クレジットカードを作る際は、通常クレヒスと呼ばれるあなたのクレジットカードの利用歴を調べられます。そこには、あなたがクレジットカードの請求を滞りなく支払ったかどうかの情報も記載されています。
不動産会社が最も興味があるのは、あなたが本当に家賃を支払う能力があるかどうか、です。クレジットカードを作成することで、あなたの信用度が図られ、万が一審査落ちしようものなら、あなた自身の支払い能力が低いとみなされてしまうのです。最悪、賃貸物件へ契約もさせてもらえなくなります。
ある意味、無理矢理契約したクレジットカードを本当に使ってくれるかどうかはともかく、何人かに1人でも使ってくれれば手数料収入が入る、という計算が働いているんだと思います。
家賃保証会社の正体
家賃保証会社というと、あまり馴染みがないかもしれませんが、冒頭で紹介したとおり、クレジットカード会社と家賃保証会社は深い関係を持っています。一例を示しましょう。
ROOM iD・・・エポスカード
セキュアレントシステム・・・ジャックスカード
住まいるアルファ・・・オリコカード
他にもライフカード、アプラス、セディナなども同様のサービスを展開しています。
上で挙げたようなメリットも不動産会社側に当然ありますが、クレジットカード会社側が不動産会社へ働きかけて家賃保証会社を使ってもらっている、というのが正しい姿だと思います。
私たちは、どう対応したら良いのか
連帯保証人を付けられない場合、家賃保証会社のようなサービスを利用しないと、賃貸物件を契約しづらいと思います。
クレジットカードの作り方を工夫する
不動産のためにクレジットカードを作るのは、正直あまり良いとは言えません。クレジットカードには適正な枚数ってものがあります。持ち過ぎても良くないです。
どうしても指定のクレジットカードじゃなきゃ契約させてくれない、という話なら、インターネット上からあなた自身の手で指定のクレジットカードへ申し込んだ方が良いです。インターネット上からクレジットカードに申し込むと、結構高額な入会キャンペーンを行っています。
是非、高額なポイントを獲得するようにしましょう。参考までに、エポスカードは、こちらのバナーから申し込み可能です。
別の不動産屋へ行く
家賃保証会社への契約自体は逃れることが出来ませんが、クレジットカードを強制的に契約させるような所へノコノコと行かないという選択も取れます。
どの家賃保証会社を選ぶかは不動産屋によってマチマチなため、場所によってはクレジットカードを強制的に契約させない場所も当然あります。クレジットカードに関するブログを書いている私からしても、クレジットカードを強制的に契約させること自体、違和感をすごく感じます。
不動産屋は、あなたが思っている以上に一杯ありますので、気に入らなければそこで契約しなければ良いだけです。
お気に入りの物件があったとして、その物件を契約可能な不動産は一件だけではありません。他の不動産屋を経由してもお気に入りの物件を契約できるのです。条件が気に入らなければ、きっぱり断って別の不動産屋へ行くことをオススメします。
まとめ
いかがでしたか。家賃保証会社でクレジットカード契約が要求されるからくりについて説明しました。
クレジットカード会社と家賃保証会社はグルになっていることがわかって頂けたかと思います。ただ、そうはいっても保証料金を支払う以上は、クレジットカード払いを積極的に行って、少しでもポイントを獲得して欲しいとも思います。
保証料金を取られること自体、なかなか納得できない面もあるかと思いますが、クレジットカードのポイント分ぐらいは取り戻せるようにしましょうね。
今回は以上になります