楽天ペイをご存知でしょうか。楽天ペイとは楽天がはじめたQRコードを用いた支払い方法です。気になるのは楽天ペイの支払い方やメリット・デメリットですよね。
今回の記事では、そのようなギモンに答えるべく、楽天ペイについて紹介していきたいと思います。
目次
楽天ペイの使い方
楽天ペイでは、QRペイとセルフペイの二種類の支払い方が準備されています。以下、順々に紹介していきます。
QRペイ
QRペイとは、お店側が提示するQRコードをスマホ上で読み取ることで、支払いを完了させるやり方です。
QRペイを用いた場合、お店側は支払い金額とQRコードが載っている、スマホやタブレットなどの画面を表示させてくれます。
その際、あなたは、そのQRコードを楽天ペイのアプリ上より読み取ることで、支払い金額と、本当に支払ってよいのか、確認されます。
問題なければ、”スライドしてお支払い”の部分を実際にスワイプすれば、支払いは完了します。
QRペイのやり方については、こちらの画像もあわせて参考にしてみて下さい。
セルフペイ
セルフペイとは、あなた自身が支払うお店・金額をを指定して、決済を完了させるやり方です。
まず、お金を支払う必要のあるお店を選択し、金額を入力します。確認後、問題がなければ、”スライドしてお支払”の部分を実際にスワイプすれば、支払いは完了します。
セルフペイのやり方については、こちらの画像もあわせて参考にしてみて下さい。
一度、入力ミスして支払いを完了してしまうと、楽天へ問い合わせなければならず、非常に手間が掛かります。お店側にQRコードを表示してもらえば、凡ミスは防げますので、QRペイを用いるようにしましょう。(あなたは現金払いやクレジットカード払い同様に、金額を確認するだけでOKとなります)。
私たちにとってのメリット
無料で使える
モバイルSuicaを使おうとすると、通常は年会費が1030円も掛かってしまいます。これだと、電子マネーを使いたくなくなりますよね。
一方、楽天ペイでは、年会費は一切掛かりません。アプリも無料ですし、私たちが損をするようには出来ていません。
ポイントが還元される
楽天ペイを利用することで、200円=1ポイント付与されます。還元率は0.5%になります。決して多いとは言えませんが、楽天ペイを利用するだけで、ポイントが付与されるので、悪い話ではありません。
更に、楽天ペイではクレジットカードで支払うことになります。実は、クレジットカード利用によるポイントも付与されるため、ポイントの二重取りが可能です。
楽天ペイに登録可能なクレジットカードは全てのVISA、Mastercardブランドのクレジットカード、及びJCBブランドの楽天カードとなっていました。2018年7月24日より、楽天カード以外のJCB、American Express、Diners Clubも使用可能となり、日本で発行されているすべてのクレジットカードを楽天ペイで登録可能となりました。
他のクレジットカードで支払った場合、他のカードのポイントと楽天カードのポイントの二種類が付与されることとなり、使い勝手が良くないです。その点、楽天カードであれば、楽天カードのポイントを二重取り可能となりますので(還元率は1.5%にも達します)。
おサイフケータイ(“Felica”)機能は不要
モバイルSuicaや楽天edyなどの電子マネーで支払う場合は、スマホ側で”おサイフケータイ(Felica)”に対応していないと使うことができません。
おサイフケータイに対応したスマホは限られています。特に、格安Sim用のスマホはそうです。
一方、楽天ペイではQRコードを表示させて決済する方式です。そのため、おサイフケータイに対応している必要がありません。どのスマホであっても問題ありません。
支払いの上限が高い
電子マネーの支払いは、Suicaが2万円、nanacoが5万円、楽天edyですと2万5000円あります。一方、楽天ペイでは10万円まで一括で支払うことができます。
上限額が大きい分、大きな買い物でも楽天ペイは使うことができます。電子マネーで支払いは確かにお得なのですが、上限額が低いために使い勝手があまり良くないケースが多々あります。
楽天ペイであれば、電子マネーの欠点を克服できていますので、オススメですね。
インターネットショッピングでも利用可能
実店舗だけでなく、インターネットショッピングで楽天ペイを利用可能な所もあります。具体的には、以下のサイトです。
・ドミノ・ピザ
・TOHOシネマズ
・無印良品
・United Arrows
・ANAP
・SANYO STORE
・バンダイナムコID
・TBSオンライン
など、全51サイト
ただし、上で挙げた店舗であっても、楽天ペイが可能なのはインターネット上での決済時のみです。実店舗では楽天ペイでの支払いは出来ませんので、ご注意下さい。また、残念ながら、楽天市場では楽天ペイでの支払いに対応していません。出来たら、非常にお得になるんだけどな、と思ったのですがそこまで甘くはなかったですね。
楽天ペイのデメリット
QRコードを表示させるのが面倒
モバイルSuicaや楽天edyなどの電子マネーであれば、何も操作することなくスマホを端末にかざすだけで支払いが完了します。一方、楽天ペイではQRコードをかざす必要があります。
これだけでも結構な手間です。スマホを開く、アプリを立ち上げる、QRコードを読み取る、決済ボタンを押す、という操作をする必要があるのですから。
そもそも、私たちはお金さえ払えれば良いので、クレジットカード払いや現金払いでも十分なはずです。
ただ、楽天ペイを利用することで新たにポイントが0.5%加算されます。手間を取るか、ポイントを取るかという判断になると思います。
使えるお店は多くない
楽天ペイが使えるお店は公式ページ上で検索することができます。こちらに、使えるお店の一例を書いていきます。
いろりの里 高尾山名主 ごん助
九州創作居酒屋 ごちそうさま
L’adonis
やきとり門傳吉祥寺店
などなど
東京都の楽天ペイが使えるお店で検索したときに、上位表示されるお店を書きました。名前だけは聞いたことがあるな、という人もいるかもしれませんが私は全然知りません。
この結果からもわかるように、楽天ペイが使えるお店はほとんど無いです。コンビニはもちろんのこと、スーパー・百貨店・ドラッグストアに至るまで、全国的に名の知れたお店で、楽天ペイは今のところ使うことが出来ません。
ただ、”現状は”ですかね。QRコードでの支払いは中国で主に使われています。楽天ペイは、We Chat Payへの対応を予定しています。もし実現すれば、訪日中国人の観光客需要を取り込むために、様々なお店で使わざるを得なくなると思います。
普及するにはもう少し時間が掛かりそうです。
一方、楽天ペイを利用した場合は、支払い時の手数料が3.24~3.74%で済むのです。手数料は売上に直結しますので、出来る限り安く済ませたいと思っています。いずれは普及するだろうと考えている背景には、見えづらいお店側のメリットもあるのです。
6月1日追記
今年の8月からローソンで楽天ペイが利用可能となります。全国区のコンビニで楽天ペイが使えるようになりますので、一挙に普及していきそうですね。
8月26日追記
ついに、和民・坐和民・ミライザカでも楽天ペイ払いが可能となります。一部店舗で利用できませんが、楽天ペイ払いが可能なお店が徐々に増えていますね。
オススメの設定
パスコードを設定しよう
楽天ペイをデフォルトの設定そのままにしておくと、一切のパスワードの設定なく決済が可能となってしまいます。いくらスマホ自身にロックを掛けられるとはいえ、不用心ですので出来ればアプリにロックを掛けておくようにしましょう。
設定方法は、楽天ペイのアプリを開いて頂き、左上にバーが3本並んでいる所がありますので、そこを押すと、”パスコードを使用”という項目があります。
楽天ペイでは、ココがデフォルトではOFFとなっていますので、Onにすることで設定が完了します。
スマホ上でもお金を扱うアプリに関してはセキュリティに気を付けるようにしましょう。
スマホのロックですが、スマホの画面をよく見ると、ロックの痕跡が思いっきり残っている場合があります。
あなたのスマホの使い方を考えればわかると思いますが、一番操作するのってスマホのロックの解除ですよね。あなたの手垢が残りやすいので、第三者でも簡単にわかってしまいます。
スマホをキレイにするなどの工夫もありですが、スマホのロックと楽天ペイのロックは別々にして対策しましょうね。
まとめ
いかがでしたか。楽天ペイについて紹介しました。ポイント還元率が高くなる点や選べるスマホの選択肢が増えるなど、メリットはそこそこあることがわかって頂けたかと思います。
また、クレジットカードや電子マネーに代わる新しい支払い方であることは事実です。新しいもの好きな方であれば、アプリ自体は無料ですので、一度インストールしてみてはどうでしょうか。
今回は以上になります。
参考までに、楽天ペイ以外にもAmazon Payというものがあります。こちらも馴染みがあまりないですが、インターネット上での決済で非常に便利です。こちらも良かったら、参考にしてみて下さい。
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