Mastercardについてご存知無い方はいないと思います。
全世界で210カ国で使用されるVISAと肩を並べている唯一の企業です。"お金で買えない価値がある、買えるものはMastercardで"というCMが耳に残っている方も多いのではないでしょうか。
私もこのフレーズが大好きで、MasterCardに非常に良い印象を持っていました。余談ですが、初めて作ったクレジットカードもCMの影響からかMasterCardを選択しました。
さて、そんなMastercardですが、一体どのようなカードなのでしょう。正直、よくわからない人も多いと思います。そこで、Master cardについて一から解説していきました。
目次
Master cardのあらまし
MasterCardとは国際ブランドの一つでVisaに次ぐ第2位のクレジットカードブランドです。 クレジットカードを何と世界中の9億人が使用し、発行枚数は19億枚です。
そして、全世界210カ国にMasterCardは利用可能であり、VISA同様、海外に行くのであればMasterCardは選択しておけばまず間違いないクレジットカードとして分類されています。ちなみに、VISA同様、北朝鮮ですら問題なく使えます。
MasterCardはVISAカード同様、決済機能に特化したカードです。どういうことかというと、MasterCardは自身でクレジットカードを発行しません。カードを発行するのは別の会社です。これで利益が生まれるわけではないのですが、決済に特化した会社にすることで、経営資源を決済業務の拡大に振ることが出来るのです。
また、MasterCardを経由して取引されている金額はざっと40兆円程度です。巨大なお金を決済しているのです。これで、世界2位なのですから、クレジットカード業界は非常に大きいことがわかります。
Master cardの歴史
MasterCardはアメリカより生まれます。1966年にカリフォルニア州にある複数の銀行が共同で"Interbank/Master Charge"を作ります。以前からVISAが先行しており、VISAのライバルとしてMasterCardブランドは立ち上がりました。
1968年には欧州のクレジットカードであるユーロカードと提携を結びました。これにより、ヨーロッパ市場にもMasterCardは使われはじめたのです。
(このことから、MasterCardはヨーロッパに強いと言われています。ただ、現在ではヨーロッパであればVISAと大差ないと思って差し支えありません。)
その後は、1979年に"Interbank/Master Charge"からMasterCardへ名前を変更し、現在に至ります。
Master cardの特徴
MasterCardを持っていることで得られるサービスが充実しています。クレジットカードの発行会社が行っているサービスとMasterCard独自のサービスの両方の特典を受けることが出来ます。
例えば、ホテル予約時の割引・レンタカーの割引・映画館の割引などのサービスを得られます。
また、全世界210カ国で使えるクレジットカードということで、海外に行くのであれば是非所持しておきたいブランドの一つです。MasterCardさえ持っていれば全世界ほぼどこでも使えますと思って差し支えありません。
私も比較的海外に行っている方ですが、MasterCardを使えなかったことは一度として記憶にありません。MasterCardを使えないお店は、クレジットカードそのものを使えない場合が多いです。
広告活動
MasterCardは様々なCMを展開しています。一例として、以下の動画を紹介します。
MasterCardのCMの中で個人的に印象に残っているCMです(ちょっと古い?)。子供とおじいちゃんのやり取りが好きでしたね。
他にも、サッカー界で最もレベルが高いと言われているUEFAチャンピオンズリーグの公式スポンサーに名乗りを挙げています。更には、野球のメジャーリーグやゴルフのPGAなど数々の世界最高レベルの大会の公式スポンサーを務めています。
その他
クレジットカードの使いすぎを防止するため、MasterCard自身が注意喚起している
本来なら、会社の利益のためにクレジットカードを私たちにたくさん使ってもらいたいはずなのに、MasterCardでは無理のない返済を呼びかける広報活動を行っています。
クレジットカードで支払ったお金は後から請求されます。ついつい、クレジットカードを持っているとお金を使い込んでしまいがちなのですが、注意喚起してくれる点に関しては評価できますね。
クレジットカードの基本的な使い方については当サイトでもまとめていますので、併せて読んでいただけると幸いです。
尚、公式サイトはこちらになります。
豊富なカードの種類
実はMasterCardは以下の分類のカードを作成しています。
クレジットカード
・スタンダード
・ゴールド
・チタン
・ワールド
・ワールドエリート
プリペイドカード
1種類のみ
クレジットカードだけでも5ランクのカードを作成しています。
クレジットカードであれば、上のクラスに行けば行くほど、サービスが充実してきます。ワールドエリートクラスになると高級レストランや旅館へ優待料金で宿泊可能となります。
また、マスターカードでは、海外専用プリペイドカード
を発行しています。海外へクレジットカードを持っていくと、カードが盗まるリスクが日本より高いため、万が一カードが盗まれてしまった場合、悪意のある第三者にクレジットカードを不正利用されて高額請求が来てしまう可能性があります。
そうした自体を回避する上では、プリペイドカードは最適です。あなた自身がクレジットカードに預けたお金以上は引き出せないので被害を最小限に抑えることが可能です。
クレジットカード会社もあの手この手でシェアを伸ばそうとしているのですね。
今回は以上になります。