キャッシュレス決済はこのところ種類が少しずつ増加してきています。
どのキャッシュレス決済が自分に向いているのかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
楽天グループ内には同じグループ内でありながらキャッシュレス決済が複数あり、それが楽天Payと楽天Edy です。
この記事では楽天Payと楽天Edy、2つを比較することで、キャッシュレス決済の種類や使い勝手の違いについて見て行きます。
目次
楽天Payと楽天Edyの機能の違いとは?
楽天Payと楽天Edyの大きな違いはキャッシュレス決済における分類です。
楽天PayはスマートフォンアプリでQRコードを使用して決済するので QRコード決済に分類されます。
対して楽天Edyはレジにある専用端末にタッチして支払いをするのでプリペイド式の電子マネーに分類されます。
楽天Payと楽天Edyは種類の違うキャッシュレス決済であるということを踏まえて、それぞれの機能で違いの大きい部分を2つご紹介します。
チャージ方法
楽天Payと楽天Edyの特徴で大きく違うことの1つめは、チャージ方法です。
まず楽天Payのチャージ先は楽天キャッシュとなり、チャージ方法は下記の3つがあります。
②楽天銀行口座
③ラクマ(楽天が運営するフリーマーケット)で得た売上金
どの方法でチャージしても手数料はかからず、それぞれの方法でチャージした金額を合算して支払うこともできます。
対して楽天Edyのチャージ方法は下記の4つがあります。
②クレジットカード
③オートチャージ
④ポイントチャージ
1回のチャージ金額の上限は25,000円で、チャージ完了後の取り消しはできません。楽天Payと楽天Edyどちらでもできるのがクレジットカードでのチャージですが、現金でのチャージとオートチャージは楽天Edyしかできないのが特徴です。
自分に向いたチャージ方法を考えてから楽天Payと楽天Edyのどちらを使用するのか選ぶのが望ましいでしょう。
お店・ネットショッピングでの決済方法
楽天Payと楽天Edyの特徴で大きく違うことの2つめは、お店とネットショッピングでの決済方法です。
お店での決済方法
楽天Payでは下記の3種類の支払い方に対応しています。
①QR払い
QRコードを読み込み、金額を入力して決済する方法
②コード払い
お店にバーコード・QRコードを読み込んでもらって決済する方法
③セルフ払い
支払うお店を選択し、金額を入力して決済する方法
対して、楽天Edyのお店での決済方法はレジ横にある専用端末に楽天Edyをかざすだけです。チャージされている残高を確認し、「シャリーン」という音がしたら決済完了となります。
ネットショッピングでの決済方法
楽天Payの場合は下記の対応方法となります。
①購入手続きで楽天Payでの決済を選択し、楽天Payのサイトへ遷移
②楽天IDでログインして支払い完了
楽天Edyの場合はまず「楽天Edyリーダー」または「FeliCaポート/パソリ」というPCにセットして楽天Edyをかざすことのできる端末を準備します。
その後、楽天Edy支払いに対応したネットショップで楽天Edy支払いを選択すると、PCの画面上で金額を確認の上、通信が開始されて決済を行うことができます。
楽天Payと楽天Edyの使い勝手の違いとは?
楽天Payと楽天Edyの機能の違いについてご理解いただけたところで、次は楽天Payと楽天Edyの使い勝手で違いの大きい部分を2つご紹介します。
楽天Payと楽天Edy を使えるお店について
大手のお店であれば、どちらの支払い方も対応している場合が多いです。一方で細かくみていくと、楽天Payと楽天Edyそれぞれで利用できるお店の種類が違います。
利用できるお店が多いのは楽天Edyで、旅行が好きな方向けに空港やホテルなどでも使用できます。また楽天Edyの場合スーパーや本屋など生活に密着したお店でも使えるのが特徴的です。
一方で、楽天Payはこれまで現金払いにしか対応していなかったお店で導入される傾向にあります。
まず、あなた自身がよく行くお店でどの支払い方が可能なのか、よく調べることをおすすめします。
楽天Payと楽天Edy が使えるネットショップについて
楽天Payと楽天Edyでは使えるネットショップの種類も違います。
利用できるネットショップの種類が多いのは楽天Edyで、日用品から旅行までの通販、またデジタルコンテンツへの課金にも利用することができるのです。
また最近ネットでの募金活動が注目されていますが、楽天Edyはこれにも対応しているのが特徴的だと言えるでしょう。
楽天Payも少しずつ使用できるネットショップの種類が増えてきています。
ネットショップをよく利用する方は楽天Payと楽天Edyの対応しているネットショップ一覧をよく確認してからどちらを使用するか決めるのが望ましいでしょう。
楽天ポイントについて
楽天Payでは楽天カードでチャージした場合と利用代金を支払った場合に楽天ポイントが貯まります。
また、楽天Edyでは Edy楽天ポイントカードとEdy機能つき楽天カードを使用して支払いをした場合に楽天ポイントが貯まります。
楽天ポイントを貯めたい場合、楽天Payと楽天Edyではどちらが効率的なのか見ていきましょう。
チャージをした場合
楽天Pay・楽天Edyともに200円チャージするごとに楽天ポイントを1ポイントもらうことができ、貯まったポイントは1ポイント=1円として買い物に使用することができます。
支払いをした場合
楽天Payの利用代金を楽天カードで支払うと、100円ごとにポイントが1ポイント貯まります。
また楽天Edyの場合、Edy楽天ポイントカードで支払いをすると、下記の通りとなります。
②楽天ポイントカード加盟店ならカードの提示で200円ごとに2ポイント貯まる
そしてEdy機能つき楽天カードで支払いをすると楽天Edyでの支払い200円ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まります。
キャンペーンに参加した場合
楽天Payでも楽天Edyでも、ポイントをプレゼントするキャンペーンを開催しています。
開催数が多いのは楽天Edyですが、楽天Payのキャンペーンにはエントリー不要のキャンペーンも含まれているのが特徴的です。
定期開催から期間限定まで内容や期間はさまざまですが、キャンペーンに参加することでポイント獲得の効率を上げることが可能なので、楽天Payと楽天Edyのどちらを使用する場合でもポイントを貯めたい人はキャンペーンページを定期的にチェックすると良いです。
楽天Payと楽天Edy を他のクレジットカードと組み合わせた場合のポイントについて
楽天Payと楽天Edyは、楽天カード以外のクレジットカードと組み合わせて使用することも可能です。
この場合、ポイントサービスはどのようになるのかまとめてみました。
楽天Pay の場合
還元率の低いクレジットカードと組み合わせると楽天Payのメリットが薄くなってしまうため、還元率が1.0%以上のクレジットカードで支払いをするのがいいでしょう。
還元率の高いおすすめクレジットカードを2種類ご紹介します。
- 楽天カード(2020年4月現在、ポイント還元率1.0%)
- リクルートカード(2020年4月現在、ポイント還元率1.2%~4.2%)
楽天Edyの場合
楽天Edyと組み合わせるのにおすすめのクレジットカードも2種類ご紹介します。
- エポスカードと組み合わせた場合→楽天Edyに1,000円チャージすると5ポイント、1,000円買い物をすると5ポイントもらえるので還元率が1%となる
- リクルートカード(国際ブランドはVISA、Mastercard限定)と組み合わせた場合→楽天Edyへのチャージでは1.2%のリクルートポイントがもらえ、買い物では0.5%の楽天ポイントがもらえるので、別々のポイントではあるものの還元率の合計が1.7%になる
まとめ
楽天Payと楽天Edyは同じキャッシュレス決済でありながら、機能や使い勝手にさまざまな違いがあるのがおわかりいただけたでしょうか。
ポイントを貯めたい場合でも、どこのお店でよく買い物をするのか、キャンペーンに参加するかどうかなどさまざまな要因でどのくらいのポイントが貯められるかは変わります。
この記事を参考にして、自分の生活に合ったキャッシュレス決済は楽天Payと楽天Edyどちらなのかをよく検討してから使い始めるようにしてください。