クレジットカードのセキュリティコードをご存知でしょうか。裏面に印字されている3桁または4桁の番号のことです。
インターネット上での決済では、このセキュリティコードの入力を求められるケースが多いです。ただ、私もそうなのですが、漫然とした不安感を覚えないでしょうか。裏面に書いてある番号なんて、悪意のある人の手に掛かれば、簡単に入手されてしまいそうですよね。
そこで、モーションコードという技術が開発されました。まだ、開発途上ですが、モーションコードを導入すれば、セキュリティコードが一定時間で変更されるのです。
今回の記事では、そんなモーションコードについて解説していきたいと思います。
モーションコードとは
実物としては、タイトルのサムネイルをみて下さい。これが、モーションコードを載せたクレジットカードになります。
モーションコードとはOberthur社というフランス発祥の会社が開発しました。
セキュリティコードが書かれている部分がモーションコードでは、電卓の液晶表示部のようになっています。ここに表示される番号がセキュリティコードとして使えますが、モーションコードでは一定時間毎にセキュリティコードが変更されます。
セキュリティコードの切り替わり時間自体は、30分でも1時間でも好きなように設定できます。
更に、モーションコードでは、あなたがインターネット上で所定の手続きを踏むことで初めてセキュリティコードの表示が更新される機能も付与される予定です。
このサービスを利用できれば、例えクレジットカードが盗まれても、使用可能なセキュリティコードがクレジットカード上には一切表示されないため、不正利用される心配がなくなります。
モーションコードは安全性をきちんと考えたシステムなのです。
サムネイル画像もそうですが、磁気ストライプがあると、クレジットカードを盗まれた時の不正利用のリスクを減らせているとはいい難い、と感じています。
モーションコードのような技術を載せたクレジットカードを発行したならば、磁気ストライプ部を無くして欲しいな、と個人的には思っています。
モーションコードの欠点
実は液晶内にセキュリティコードを表示させるために、クレジットカード内にバッテリーを搭載しているのですが、およそ3年でバッテリー切れとなってしまうようです。
ダメじゃんと言いたい所ですが、あくまで現在の技術では3年しか持たないというだけです。省エネ技術やバッテリー容量が増えてくれば、この問題はあっという間に解決します。
そう遠くない将来、あなた自身が使う時が来るかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。クレジットカードの安全性に関する最新技術として、モーションコードを紹介しました。
私自身、スマホさえあれば、クレジットカードの不正利用って簡単にできるよな、、とずっと思っていました。クレジットカードの裏面と表面をカメラで撮るだけでインターネット上では使えてしまいますからね。
それが、モーションコードを利用すれば、不正利用のリスクを大きく低減できます。色んな人が安全にクレジットカードを使ってもらう上でも、ぜひ導入してもらいたいサービスの一つですね。
今回は以上になります。
モーションコード以外のサービスとして、近年ではクレジットカードの指紋認証について開発が成されています。こちらの記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。