Origami Payをご存知でしょうか。あなたの持っているスマホの端末に表示されるQRコードを、お店にある端末から読み取らせるだけで支払いを完了する、2016年からサービスを開始した新しい支払い方です。
Origami PayはロフトやAOKIなど全国2万店舗以上で利用でき、かつ様々な店舗を割引料金で利用できるお得なサービスとなっています。気になるのは、本当にこのアプリを利用したらよいか、ですよね。
そこで、今回の記事では、Origami Payの特徴を説明した上で、本当にインストールするに値するアプリなのか、解説していきたいと思います。
Origami Payの特徴
QRコードを読み込んで支払いが完了
Origami Payではお店側がまず、支払うためのQRコードを提示してくれます。提示されたQRコードをOrigami Payのアプリ上で読み込むことで、お金の支払が完了します。
スマホひとつで支払いが完了する点が、Origami Payの一番のメリットだと思います。スマホ一つで支払いが可能なのは、私たちとしては楽で助かりますね。
支払いが数%OFFになる
Origami Payで支払うだけで、数%割引されます。デメリットも一切ありません。
具体的には、以下のお店でサービスを受けることが可能です。
- ユニクロ
- ロフト
- アーバンリサーチ
- 靴下屋
- パルコ
- 無印良品
- 和民
- ケンタッキーフライドチキン
- Francfranc
- 自遊空間
結構、色んなお店で使えますね。更に、ローソンにもOrigami Payを導入する方向で検討が進んでいます。ローソンで使えれば、一気に認知度は上がってくるはずです。
ここに挙げたお店をよく使ったりしませんか?そんな人にこそ、Origami Payはオススメです。
Origami Pay導入直後なら、割引率アップ
Origami Payは現在、使えるお店を絶賛拡大中です。毎月のように使えるお店が増えていっているのですが、Origami Pay導入直後であれば、他のお店以上の割引率が設定されています。
例えば、以下の割引率が実際に設定されています(いました)。
店名 | 割引率 | 期間 |
---|---|---|
ワタミ | 5% | 8/25~9/30 |
日本交通のタクシー | 3% | 8/1~8/30 |
ジーンズメイト | 5% | 7/10~7/31 |
ケンタッキーフライドチキン | 500円 キャッシュバック | 6/1~6/30 |
1週年記念 | 5% | 5/16~5/31 |
Origami Payで支払うだけで5%OFFされるケースも多々あります。相当お得なので、積極的に狙っていきたいですね。
詳細は公式ホームページをご覧ください。
近くで利用できるお店が、アプリ上で表示される
Origami Payのアプリ内では、近くで使えるお店や割引率が表示されます。Origami Payは使えるお店も限られているので、一々使えるお店を調べなければなりません。その点、アプリ上から使えるお店を表示してくれれば、検索する手間が省けてありがたいですね。
また、移動中であっても、Origami Payが利用できるお店は随時更新されていきます。中々、面白いと思ったので紹介します。
つい先日、東海道新幹線に乗って名古屋から東京まで移動したのですが、その際も、自分がいる位置によって、表示されるお店がちょっとずつ変わってきました。
こちらが、浜松に停車した際のOrigami Pay上の画面です。浜松周辺の飲食店が表示されていますね。
次が、新横浜に停車した際のOrigami Pay上の画面をです。浜松とは異なり、神奈川県内のの飲食店が表示されていますね。
新幹線で移動しているせいか、Origami Pay内の位置情報がきちんと更新しきれていませんが(表示されているのは藤沢市の飲食店ばかり)、それでも凄いな、と感じました。
最後に東京駅へ着いた時のOrigami Payの画面です。東京駅周辺の飲食店を表示してくれています。
前月の利用金額がアプリ内に配信される
Origami Payのように、現金を使わないでお金を払った場合、本当にあなた自身がお金を支払った実感が沸かない、というデメリットがあります。これにより、現金で支払っていた時以上に、お金を使いすぎてしまう可能性があります。
お金の使いすぎを防止する意味でも、Origami Payでは前月の利用金額をアプリ内でメッセージとして配信してくれます。これとクレジットカードの明細を見ていけば、あなた自身がお金を使いすぎていないか、チェック出来ますよね。
Origami Payにおける利用金額を配信してくれるサービスは、節約に役立てる上で、最適なサービスです。
支払い方法も多種多様
スマホにも寿命があります。万が一カメラが故障してしまった場合などは、Origami Payを用いてQRコードで支払うことが出来なくなってしまう可能性があります。
そんな時のために、Origami Pay上にて6桁のコードを入力することで、お金を支払うことが出来るようになっています。万が一のときにも安心ですね。
Origami Payを使う前の準備
Origami Payへ必要な情報を入力しよう
まずは、SMSおよびメールによる認証が必要です。公式サイトよりOrigami Payのアプリをダウンロードするとこちらの画面が表示されます。
まずは、ログインボタンを押しましょう。
次に表示されるのが、メールの入力画面です。あなたの使用しているメールアドレスを入力しましょう。入力したメールアドレス宛てに認証用のメールが届きます。
その次に電話番号を入力する画面が表示されますので、あなたの使用しているスマホの番号を入力しましょう。入力した番号宛てにショートメッセージが届きますので、そこに記載されている番号を、Origami Payのアプリ内へ入力しましょう。
最後にあなたの名前を入力しましょう。これで、登録が完了します。私も登録を行いましたが、ものの数分で終わりました。簡単ですね。
クレジットカード情報を入力しよう
Origami Payを利用するにはクレジットカードが必要です。ただ、クレジットカードに関してですが、残念ながら利用できるのはVISAかMasterCardブランドのみであり、JCBやAmerican Express, Diners Club Cardは使うことが出来ません。
JCBカードが使えない点が、ちょっと痛いですね。JCBカードしか持っていない人も多いのではないでしょうか。
個人的にはVISAかMasterCardブランドのクレジットカードは持っていても、損をすることは一切ないので二枚目として作ってみては、、と思います。年会費無料のクレジットカードであれば、あなた自身が損をすることは一切ありませんので。
例えば、マルイが発行しているエポスカードであれば、ブランドはVISAですし、Origami Payでも使うことが出来ます。エポスカードの特徴に関しては、こちらの記事にまとめました。
具体的には、クレジットカード番号が単にプリンタで印刷されているタイプは読み取ってくれません。凹凸のあるタイプ(エンボスと呼びます)であれば読み取ることが可能です。全然、スキャン出来ないぞ、、と悩む前に、そもそもスキャンできないクレジットカードである可能性を疑ってみましょう。
支払いロックを有効にしよう
何らパスワードを掛けていない状態で、悪意のある第三者があなたのスマホを拾ってしまった場合も、Origami Payをいくらでも不正利用されてしまいます。
そこで、Origami Payでは支払い画面に飛ぶためのパスワードを掛けることが可能です。4桁の暗証番号を設定することになるのですが、必ず、設定するようにしましょう。こうしておけば、悪意のある第三者が、あなたのOrigami Payを不正利用されるリスクを減らすことが可能です。
設定する場所ですが、アプリのホーム画面の支払いボタンを押した上で、上に方にあるメニューボタンを押すと、設定するためのボタンが表示されます。
こちらにボタンが実際に配置されている所の、スクリーンショットを載せておきます。
スマホ自体にもロックを掛けよう
4桁の暗証番号を定めるだけでも十分ではありますが、念のためスマホ本体にもロックを掛けるようにしておくとよいと思います。お金が絡む話なので、慎重に対応したいですね。
いまだと、スマホには指紋認証など、簡単に破ることの出来ないロックの方法もあります。これらの機能を利用することで、より安全にOrigami Payを使えると思います。
実際にお店へ行こう
事前準備はここまで行えば、十分です。あとは、お店へいってOrigami Payで支払いたいことを店員さんに伝えましょう。QRコードを表示してくれるはずですので、Origami Pay上でQRコードをカメラでスキャンすれば、支払いが完了します。
どうです?楽ちんですよね。ただし、前提としてOrigami Payがインストールされているスマホが、インターネットに接続されていなければなりませんので、注意が必要です。
wi-fiへ自動的に接続する設定となっている場合、公共にある無料wi-fiにつながってしまう場合があります(何らかの設定が必要なため、直接インターネットへ繋がりません)。Origami Payで支払いエラーが起きた場合などは、wi-fiをOffにしておくと良いでしょう。
電子マネーとOrigami Payのの比較
Origami Payの最大のライバルは他のQRコード決済サービスを提供している会社ではなく、電子マネーであるnanacoやedy, Suicaなどのサービスだと思います。電子マネーもアプリとして、スマホへインストールすることが可能ですし、こちらの方がワンタッチで支払いが完了する分、支払いが楽なくらいです。
では、本当に電子マネーの方が優れた支払い方なのでしょうか。アプリ版の電子マネーとOrigami Payとの比較を行いました。
利用可能店舗数
Origami Pay << 電子マネー
支払い可能なお店の数の絶対数がOrigami Payとは全く違います。edyであれば35万店舗で使うことが可能です。Origami Payの2万店舗と比べると段違いの差です。
使えないアプリをインストールしても仕方がありませんので、この点を見る限り、万人にオススメ出来るアプリではありません。
スマホの選択自由度
Origami Pay >> 電子マネー
ただし、電子マネーをスマホで使用したいと思った場合、おサイフケータイ付きのスマホを買う必要があります。しかし、格安simで使える おサイフケータイ付きのスマホってほとんど発売されていないのです。格安simが扱っているスマホは大体が中国や台湾製です。これらの国でおサイフケータイ機能が使われていないため、スマホにも機能として無いのです。
その点、Origami Payであれば、おサイフケータイの有無に関係なく、使うことが出来ます。最近だと、中国製スマホはもの凄く高性能です。これらのスマホも使えるようになる点は大きなメリットですね。
ポイント還元率
Origami Pay >> 電子マネー
こちらに関しても、Origami Payの方が優れています。Origami Payで支払うだけで2%以上の割引を受けられると同時に、クレジットカードのポイントも獲得できるのですから。
お得度だけでみれば、Origami Payの方が優れいているのは間違いありません。Origami Payの普及促進のためでもありますが、積極的に利用していきたい所です。
将来性
Origami Pay >> 電子マネー
Origami Payのように、QRコードで支払うことが可能な仕組みは、5年単位で考えれば全国で使えるようになるのは間違いありません。ただ、そうはいっても、電子マネーの支払いの方が楽(スマホをかざすだけ)ですので、電子マネーがOrigami Payへ直接置き換わることはないと思います。
ただし、中国へ出張などで頻繁に行く人にとっては、必須アイテムになると思っています。つい先日、Origami PayとQRコード決済の中国最大手のAli Payが提携したとニュース発表がありました。中国では、QRコード決済が現金払い・クレジットカード払いよりも普及しており、使い勝手が良いのです。
現状で、Origami Payを中国で使うことは出来ませんが、将来的には間違いなく使えるようになると思っています。そういった意味で、中国など海外利用に関しては、将来性が高いと感じています。
まとめ
いかがでしたか。Origami Payについて紹介しました。Origami Payでは、ただ使うだけで、割引を獲得できる点に大きな魅力を感じています。また、使えるお店の数も2万店以上と相当数の場所で使うことが出来ます。
ただ、ローソンなどのコンビニで使えないと、結局は普及が進まないような気もします。ライバルである楽天ペイに関しては、すでにローソンで使えるようになりました。早めにローソンで使えるようになってほしいです。個人的には、ローソンで使えるようになったあとの割引に期待したいです!
今回は以上になります。
参考までに、QRコード決済でOrigami Payのライバルにあたる楽天ペイについて紹介します。こちらに関しては、ローソンで使える分、使用可能店舗数が多い他、楽天ポイントを多く獲得できるなど、メリットが一杯です。
こちらの記事にまとめましたので、よかったら参考にしてみて下さい。