電子マネーであるnanacoですが、通常の買い物や公共料金の支払い以外にも、税金の支払いに利用することができます。
税金はコンビニで現金払いする方法や、銀行振り込みなど様々な方法で行うことが可能ですが、nanacoで税金を支払うのが最もお得なやり方となっています。今回の記事では、nanacoで支払える税金の種類や、お得度、実際にどのように支払ったら良いのか、解説しました。
目次
nanacoで税金を支払う理由
クレジットカードチャージ分のポイントが付与される
通常、税金はコンビニ払い・銀行振り込み・クレジットカード払いの3種類を選択することが出来ます。銀行振り込みであれば、基本的に振り込み手数料が掛かります。また、クレジットカード払いであっても、所定の手数料が発生します。
よって、コンビニ払いが手数料も掛からず、最もお得な方法となります。ただ、コンビニで現金払いするだけでは、別に何ら得しません。また、コンビニで税金をクレジットカード払いすることも現状では出来ません。
ただ、セブン-イレブンだけは特殊で、電子マネーであるnanacoで税金を支払うことが可能です。nanacoで税金を支払うことでポイントは付与されないのですが、nanacoにクレジットカードでチャージすることで、クレジットカードのチャージ分のポイントが付与されるのです。
例えば、トヨタのプリウスであれば、二年目以降、税金の一種である自動車税が3万9500円掛かります。現金で支払えば、還元は一切ありませんが、3万9500円分をクレジットカードにチャージした際にたまるポイントは475ポイント分にも達します(リクルートカードでチャージした場合)。結構、大きな金額ですよね。
その他にも固定資産税であったり、国民健康保険など様々な税金を支払えます。また、税金とは関係ありませんが、N◯Kであったり公共料金の支払いにも、nanaco払いは使うことが可能です。合算すれば、相当なポイントが貯まりますので、積極的に利用してみては、と思います。
nanacoで支払える税金の種類
具体的に支払える税金の種類として、代表的なものを紹介します。
- 自動車税
- 固定資産税
- 国民年金保険料
- 所得税
- 住民税
- 健康保険料
会社員や公務員の方であれば、上二つが主に関与するのではないでしょうか。また、国民年金保険料も、学生時代は未納だった分を、社会人になってから支払う人もいるのではないでしょうか。
そういった時にnanacoで支払うことで、ポイントという形であなたへ還元されます。
税金をお得に支払うために準備するもの
nanacoを準備しよう
何はなくともnanacoを準備する所からです。nanacoの種類としては、以下のタイプがあります。
- カード式
- キーホルダータイプ
- アプリ
おしゃれに使いこなしたいならばキーホルダー式がオススメです。ただし、お得に使いたいのであればアプリであるnanacoモバイルを利用するのが一番です。
おサイフケータイ付きのスマホを持っていることが前提ですが、年会費も無料ですし、残高確認も容易です。
こちらの記事にまとめましたので、よかったら参考にしてみて下さい。
nanacoチャージ時にポイントの貯まるクレジットカードを作ろう
nanacoチャージ時にポイントが付与されるクレジットカードは、実はほとんどありません。nanacoチャージ時にポイントが付与されるクレジットカードは、実質的にはリクルートカード・セブンカード・プラスしかありません。実際の所、nanacoへチャージ時にポイントが貯まるカードは、ほとんどありません。楽天カードに関しては、2017年11月分以降nanacoチャージ時にポイントが付与されなくなります。
チャージ自体は色んなクレジットカードでも可能なのですが、ポイントが付与されるのはほとんど無いのです。詳細は、こちらの記事にまとめてあります。
ただ、現状、漢方カードは新規申し込みは停止されています。今、この記事を読んだ段階でもの凄いお得なクレジットカードというのは存在しませんので、ご注意下さい。ほんの2年ほど前までは凄くお得なクレジットカードがあったんですが。。。昔の高還元率クレジットカードが使えないというのは、何とも寂しい限りです。
税金の支払い額別のnanaco払いのやり方
0~5万円
nanacoのチャージ可能な上限額は5万円です。ですので、5万円までの支払いであれば、クレジットカードでnanacoへ5万円分チャージするだけで事足ります。
ただし、1回につき、最大で3万円までしかチャージ出来ない(nanacoモバイルの場合は2万9000円)のでご注意下さい。また、チャージ回数も1日3回までとなっています。
よって、残高ゼロのnanacoで5万円近い税金を支払おうとした場合、2回にわけてクレジットカードでチャージする必要がありますので、注意が必要です。
5万円~10万円
nanacoへチャージ可能な上限額は5万円しかないので、5万円以上の支払いにてnanacoは使えないかと思いきや、そんなことはありません。
実は、nanacoにはセンター預かり分と言って、nanacoへチャージされていないけど、nanaco側で預かってくれるお金というのが存在します。
この、センター預かり用として使えるお金が5万円なのです。実際にチャージされているお金とセンター預かり分をあわせて10万円分、nanacoで税金を支払えるのです。
また、実際にセブン-イレブンで支払う際もちょっと覚えなければならないことがあります。それは、チャージされている分で税金の一部を支払った後、"nanacoの残高確認して下さい"と伝えることです。
nanacoの残高確認をすると、センター預かり分のお金が自動的にnanacoへチャージされるため、追加で5万円分、余計に支払うことが可能となるのです。
ちなみに、センター預かり分をnanacoへチャージするやり方に関しては、nanaco公式ホームページ上にも書かれていますので、安心して店員さんに伝えてくださいね。一応、nanaco公式ホームページ上の情報を抜粋します。
センター預かり分とは
キャンペーンの特典・クレジットカードチャージされた金額など、センターにてお預かりしている"電子マネー"やポイントのことです。
レジやセブン銀行ATMで"残高確認"または"現金でのチャージ"をすることで、センター預かり分を受け取ることができ、お使いいただけるようになります。
セブン-イレブン公式ホームページより抜粋
10万円もの税金をコンビニなどで収めることは少ないかもしれませんが、頭の片隅に入れておくと良いと思います。
10~25万円
これらの高額な税金をnanacoで支払うためには、nanaco1枚では足りず、2~3枚必要となってきます。
nanaco1枚につき、10万円分支払いに利用できますので、10~20万円の税金の支払いであれば、nanacoが2枚、20~25万円の税金の支払いであればnanacoが3枚必要となります。
ここまで来ると、ちょっと面倒ですね。1枚のクレジットカードで複数のnanacoカードへチャージすることも出来ません。一応、nanacoカードとnanacoモバイルへのチャージであれば、1枚のクレジットカードでチャージ出来ますので、この手を使った方が良いかと思います。
nanacoカードを2枚作る場合、、クレジットカードに関しては家族カードを作ることをオススメします。1枚は家族カードであれば、クレジットカードチャージした際に発生するポイントも、1枚のクレジットカードに集約出来ます。ポイント管理の面からも有用ですね。
25万円以上の支払い
残念ながら、税金の金額全てをnanacoで支払うことはできません。25万円を超える分に関しては現金で支払うようにしましょう。
尚、30万円以上の税金に関してはコンビニで支払うことが出来ませんのでご注意下さい。基本的には、銀行振り込みになるかと思います。
ただし、これだけ高額な税金であれば、分割払いも可能となってきます。30万円を超える税金を一括で支払うのは、結構大変ですので、素直に分割払いが出来ないか、お役所の方と相談しましょう。分割払いであれば、役所の方も応じてくれますので、nanacoなどで支払うことも出来るようになります。
ちなみに、クレジットカードと異なり、分割払いによる手数料は発生しませんのでその点もご安心を。
まとめ
いかがでしたか。nanacoで税金を支払う方法に関して解説しました。
日本にいる限り、税金とはうまく付き合っていく必要があります。税金なんて仕方なく支払う種類のお金ですよね。こちらの記事を参考に少しでも、お得なやりかたで税金を支払って下さい。
また、nanacoは公共料金の支払いやN◯Kの支払いにも有用です。この点に関しても、nanacoを積極的に利用して、クレジットカードのポイント分お得に使っていってもらいたいですね。
今回は以上となります。
参考までに、nanacoへチャージする際にポイントが貯まるクレジットカードについて紹介します。nanacoへのチャージ以外でもお得なクレジットカードばかりですので、よかったら参考にしてみて下さい。