キャッシュレス決済の手段は無数にあり、その中でもタッチするだけで決済できる電子マネーは20年近い歴史を持ちますが、その老舗とも言えるのが楽天Edyです。
QRコード決済など新たな決済方法の普及の中でも楽天Edyが愛され続けているのは、そのポイント還元率の高さが理由の1つと言えます。
しかし楽天Edyの魅力はポイント還元率だけではありません。
楽天Edyの特徴やメリットについて詳しく見ていきましょう。
楽天Edyとは?
楽天Edyとは、レジにある専用端末にタッチして支払いをするプリペイド式の電子マネーです。
事前にチャージした範囲内で決済ができるのが特徴と言えます。楽天Edyの使い方について説明します。
店舗での楽天Edy の使い方
店舗での楽天Edyの使い方は2つの手順が必要です。
①レジ横にある専用端末に楽天Edyをかざし、チャージされている残高を確認する
②「シャリーン」という音がしたら決済完了
決済の時に都度残高を確認できるので、チャージを忘れにくくなるのが特徴的と言えるでしょう。
ネットショッピングでの楽天Edy の使い方
楽天Edyはネットショッピングでも使用することができます。
「楽天Edyリーダー」または「FeliCa パソリ非接触ICカードリーダーライター」があれば、楽天Edy支払いに対応したネットショップでの支払いができるのです。
この2つは店頭の専用端末のように、PCにセットして楽天Edyをかざすことのできる端末です。
楽天Edy支払いに対応したネットショップで楽天Edy支払いを選択すると、PCの画面上で金額を確認の上通信が開始されて決済が行われる仕組みとなっています。
楽天Edy の種類について
楽天Edyの使い方についておわかりいただけたところで、次は楽天Edyの種類を4つご紹介します。
Edy楽天ポイントカード
楽天ポイントが貯まる楽天Edyカードです。
楽天Edyオフィシャルショップから購入することができます。様々な券面の中から選べる点が特徴です。
Edy機能つき楽天カード
Edy機能がついた楽天のクレジットカードです。
楽天カードを申し込む時にEdy機能をつけることが可能ですし、Edy機能がついていない楽天カードをEdy機能がついているカードに切り替えることもできます。
アプリ
楽天Edyは、スマホにアプリをダウンロードして使用する。
Google playまたはApple storeからダウンロードすることができます。
カードとアプリでは使い勝手だけではなく、受けられるサービスも異なるので、後述の比較も参考にしながらどれを使用するか選択してみてください。
- 楽天Edy
- 楽天Pay
- Google Pay
おすすめは、楽天Payのアプリを使うことです。楽天Payのアプリでは、楽天Edyに加えQRコード決済である楽天Payも使うことが出来るからです。さらに、ポイントカードもアプリから提示することができるので、凄い便利です。
楽天Edyへのチャージ方法は?
楽天Edyの概要についてご理解いただいたところで、次は楽天Edyへのチャージ方法についてご紹介します。
チャージ方法はおおまかに分けて現金、クレジットカード、オートチャージ、ポイントチャージ、銀行口座からのチャージがあり、対応できる方法は楽天Edyの種類によって異なるのです。
それぞれのチャージ方法について説明します。
現金
セブン・イレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニでは、現金で楽天Edyへチャージすることが出来ます。
その他にEdyチャージャー(現金入金機)を設置している加盟店もあるので確認すると良いです。
クレジットカード
クレジットカード情報を登録すると、楽天Edyにチャージできるようになります。
基本的に、どのクレジットカードからでもチャージすることができますので、手持ちのクレジットカードを使うことをおすすめします。
ポイントチャージ
楽天グループのサービスを利用して貯まった楽天ポイントを楽天Edyにチャージして使用できます。
ポイントチャージ申請をすれば使用可能ですが、期間限定ポイントや提携サービス会社から交換されたポイントはチャージできません。
また1回のチャージ金額の上限は25,000円で、チャージ完了後の取り消しはできません。
楽天Edyの種類によるチャージ方法の違いを表にしてみました。
※チャージ可なら〇、不可なら×を記載
楽天Edyの種類 | 現金 | クレジットカード | オートチャージ | ポイントチャージ |
---|---|---|---|---|
Edy楽天ポイントカード | 〇 | 〇 | × | 〇 |
Edy機能つき楽天カード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
おサイフケータイにアプリをダウンロードして使う | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天Edyの種類別のメリットとは?
楽天Edyは3種類ありますが、対応できるチャージ方法以外のメリット・特徴を紹介します。
Edy機能付き楽天ポイントカードについて
Edy楽天ポイントカードで楽天Edyを使用するメリットは2つあります。
- 楽天Edyでの支払い200円ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まる
- 楽天ポイントカード加盟店ならカードの提示で200円ごとに2ポイント貯まる
また毎月開催の楽天Edyデビューキャンペーンへのエントリーや、期間限定のキャンペーン参加によるポイント付与でさらに効率的にポイントを貯めることが可能なので、キャンペーンを小まめにチェックすると良いです。
Edy機能付き楽天カードについて
Edy機能つき楽天カードで楽天Edyを使用するメリットは3つあります。
- 楽天Edyでの支払い200円ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まる
- 楽天ポイントカード加盟店ならカードの提示で200円ごとに2ポイント貯まる
- 楽天カードからチャージすると、200円ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まる
- オートチャージが使える
Edy機能付き楽天ポイントカードを持っている場合と比べ、メリットだけが増えています。楽天Edyで少しでも多くのポイントを獲得するには、必須のアイテムです。
アプリついて
楽天Edyのアプリを使うメリットは2つあります。
- 楽天Edyでの支払い200円ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まる
- 楽天ポイントカード加盟店ならカードの提示で200円ごとに2ポイント貯まる
- 楽天カードからチャージすると、200円ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まる
- オートチャージが使える
- ポイントカードを持ち歩く必要が無い
また毎月開催の楽天Edyデビューキャンペーンや、期間限定のキャンペーン参加によるポイント付与があるのはEdy楽天ポイントカードと同じなのでキャンペーン内容を小まめにチェックすると良いです。
楽天Edyと組み合わせるのにおすすめのクレジットカードとは?
楽天Edyへのチャージにはクレジットカードがおすすめです。ここでは、どんなクレジットカードでチャージすれば最もポイントが貯まるのか、解説していきます。
楽天カードと組み合わせた場合
Edy機能つき楽天カードと他のクレジットカードにはないメリットとして、楽天カードはあらかじめ楽天ポイントを貯める設定がしてあるので、同じポイントを貯めることができる点があります。
それを踏まえた上で、Edy機能つき楽天カードで楽天Edyにチャージした場合にもらえるポイントと、楽天カードで買い物をした場合にもらえるポイントを比較してみましょう。
- 楽天カードで買い物をした場合・・・100円につき1ポイント
- 楽天カードで楽天Edyにチャージした場合・・200円につき1ポイント
これは楽天カードからチャージし、楽天Edyを使ったときの合計ポイント(200円につき2ポイント)と、楽天カードを直接使うときのポイントが、同じに揃えられているということを意味します。
楽天Edyと楽天カードとの組み合わせのメリットは、このように同じ楽天グループであることならではの特典が多いことだと言えるでしょう。
エポスカードと組み合わせた場合
次にエポスカードと組み合わせた場合について説明します。
エポスカードはエポスポイントという独自のポイントサービスがあるのですが、楽天Edyはこのエポスポイントが貯められるように設定することも可能なのです。
エポスポイントの場合楽天Edyに1,000円チャージすると5ポイント、1,000円買い物をすると5ポイントもらえるので還元率が1%になるという仕組みです。
エポスカードには、楽天カードには無い独自の優待サービスがあります。
リクルートカードと組み合わせた場合
リクルートカードは、リクルートポイントという独自のポイントサービスを持ち、そのポイント還元率は1.2%という特徴のあるカードです。
リクルートカードの中で楽天Edyと組み合わせられるのは国際ブランドがVISA、Mastercardの場合に限定されますが、このポイント還元率はかなり魅力的と言えるでしょう。
楽天Edyへのチャージでは1.2%のリクルートポイントがもらえ、買い物では0.5%の楽天ポイントがもらえるので、別々のポイントではあるものの合計1.7%になるのが魅力的です。
ANAアメリカンエキスプレスカードと組み合わせた場合
旅行が好きな方であれば航空系のクレジットカードでマイルを貯めたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方におすすめなのがANAアメリカンエキスプレスカードです。
ANAアメリカンエキスプレスカードからの楽天Edyへのチャージではマイルを貯めることはできませんが、買い物に使用した場合はマイルを貯めることができます。
楽天Edyでの決済がメインというよりは、旅行でマイルをしっかりと貯めるのがメインで楽天Edyも使用することがあるといった方に向くでしょう。
200円=ANAマイレージクラブ1ポイントです。
まとめ
楽天Edyはクレジットカードやスマホアプリなどさまざまな種類があり、ポイントをたくさん貯めたい場合は同グループである楽天カードと組み合わせて使うのが有利なのがおわかりいただけたでしょうか。
楽天Edyが栄枯盛衰の激しいキャッシュレス決済という分野において長年にわたり愛され続けているのは、手軽さと使い勝手の良さからくるものでしょう。
まだキャッシュレス決済を使用していない方も、もしこの記事を読んでメリットがあると感じたらぜひ楽天Edyを試してみてください。
今回は、以上になります。