楽天ペイとは-どのスマホでも利用可能なQRコード決済です-

楽天ペイをご存知でしょうか。楽天ペイとは楽天がはじめたQRコードを用いた支払い方法です。気になるのは楽天ペイの支払い方やメリット・デメリットですよね。

今回の記事では、そのようなギモンに答えるべく、楽天ペイについて詳しく解説していきます。

楽天ペイの使い方

楽天ペイでは、コード/QRペイおよびセルフペイの2種類の支払い方が準備されています。

コード/QRペイ

QRペイとは、お店側が提示するQRコードをスマホ上で読み取ることで、支払いを完了させるやり方です。

これを利用した場合、お店側は支払い金額とQRコードが載っている、スマホやタブレットなどの画面を表示させてくれます。これをお店側が読み込むことで請求金額をアプリに表示されます。QRペイのやり方については、こちらの画像もあわせて参考にしてみて下さい。

楽天ペイ@QRペイ

セルフペイ

まず、お金を支払う必要のあるお店を選択し、金額を入力します。確認後、問題がなければ、”スライドしてお支払”の部分を実際にスワイプすれば、支払いは完了します。

セルフペイのやり方については、こちらの画像もあわせて参考にしてみて下さい。

楽天ペイ@QRペイ

基本的に、セルフペイは面倒なのでおすすめしません。私たちも人間なので、慣れないセルフペイを行うと金額の入力間違えしてしまう可能性もあります。少ない方に間違えるなら良いですが、高い方に間違えると悲惨ですので。どちらかを選べと言われたら、コード/QR払いを使うことをおすすめします。

楽天Payのメリット

私も楽天Payユーザーです。私が感じたメリットについて紹介します。

無料で使える

楽天ペイは無料のアプリで、年会費も掛かりません。そのため、気楽に使えるアプリとなっています。

すべてのクレジットカードを登録可

楽天ペイに登録可能なクレジットカードは全てのVISA、Mastercardブランドのクレジットカード、及びJCBブランドの楽天カードとなっていました。2018年7月24日より、楽天カード以外のJCB、American Express、Diners Clubも使用可能となり、日本で発行されているすべてのクレジットカードを楽天ペイで登録可能となりました。

クレジットカードとして登録したいのは、楽天カードです。他のクレジットカードで支払った場合、そのクレジットカードのポイントと楽天カードのポイントの二種類が付与されることとなり、ポイント管理が面倒になってしまいます。その点、楽天カードであれば、楽天カードのポイントのみを獲得できます(還元率は1.5%にも達します)。そういった点で、楽天ペイを利用するのであれば、楽天カードを登録することをオススメします。

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楽天カードについてはこちらの記事にまとめました。

おサイフケータイ("Felica")機能は不要

モバイルSuicaや楽天edyなどの電子マネーで支払う場合は、スマホ側で"おサイフケータイ(Felica)"に対応していないと使うことができません。

おサイフケータイに対応したスマホは限られています。特に、格安Sim用のスマホでは、かなりレアです。

一方、楽天ペイではQRコードを表示させて決済する方式です。そのため、おサイフケータイに対応している必要がありません。どのスマホであっても問題なく使えます。

支払いの上限が高い

電子マネーの支払い上限は、Suicaが2万円、nanacoが5万円、楽天edyですと2万5000円です。一方、楽天ペイでは最大50万円まで一括で支払うことができます。

上限額が大きい分、大きな買い物でも楽天ペイは使うことができます。電子マネーでの支払いは確かにお得なのですが、上限額が低いために使い勝手があまり良くないケースが多々あります。楽天ペイであれば、その心配をする必要がありません。

コンビニでは、支払いの上限が4,000円と定められています。ご注意ください。もっとも、コンビニで4,000円以上支払うケースは滅多にないと思います。そこまで気になる要素ではありませんが、参考までに。

インターネットショッピングでも利用可能

実店舗だけでなく、インターネットショッピングで楽天ペイを利用可能な所もあります。具体的には、以下のサイトです。

チェック
  • ドミノ・ピザ
  • TOHOシネマズ
  • 無印良品
  • United Arrows
  • 伊勢丹オンラインストア
  • 三越オンラインストア
  • バンダイナムコID
  • TBSオンライン

現在は、利用範囲が大幅に拡大しています。様々な場所で楽天Payを使えるようになっています。

楽天ポイントカードを簡単に表示可能

楽天Pay以外にも楽天ポイントカードというものがあります。これを提示することでもポイントを貯めることができます(通常100~200円毎に1ポイント)。

カードを一切持ちたくない私のような人であれば、ポイントカードもスマホにまとめて管理していると思います。そういった人の場合、ポイントカードを提示するために別のアプリを立ち上げ、支払いのために楽天Payを立ち上げるといった二重の手間が発生してしまいます。

楽天ポイントカードを提示する場合、楽天Payのアプリ上から表示させることが可能です。手間をかけずにポイントの二重取りが可能となるのです。(楽天Payの支払い先を楽天カードに設定すればポイントの三重取り(!)となります。)

楽天Pay内のポイントカード

ポイントカードをまとめて管理可能なアプリを紹介します【あまり、知られていない】
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楽天ペイのデメリット

楽天ペイ@デメリット

では、私から見てどのようなデメリットが楽天Payにあったのか、感じたことをまとめました。

支払うのに手間がかかる

モバイルSuicaや楽天edyなどの電子マネーであれば、何も操作することなくスマホを端末にかざすだけで支払いが完了します。一方、楽天ペイではQRコードをかざす必要があります。

これが電子マネーに慣れている人からすると、結構な手間です。「スマホを開く → アプリを立ち上げる → QRコードを読み取る → 決済ボタンを押す」という一連の操作をする必要があるのですから。

そもそも、私たちはお金さえ払えれば良いので、クレジットカード払いや現金払いでも十分なはずです。

ただ、楽天ペイを利用することでポイントが新たに加算されます。手間を取るか、ポイントを取るかという判断が必要になると思います。

ポイントが還元されない

楽天ペイを利用することで、200円=1ポイント付与されていたのですが、現在はポイントが付与されなくなっています。

楽天ペイではクレジットカードで支払うことになります。そのため、クレジットカード利用によるポイントが付与されるのみとなります。

例えば、同じQRコード決済であるauPayや、楽天が展開している電子マネーの楽天Edyではポイント還元率が付与される点と比べると、大きなデメリットです。

十分なポイントを獲得するには、キャンペーンを有効活用した方が良いです。それが出来れば、下記のように獲得できるポイントを大幅に向上させることができます。

楽天Pay@獲得ポイント

使えるお店は多いが物足りない

楽天ペイが使えるお店は公式ページ上で検索することができます。こちらに、使えるお店の一例を書いていきます。

セブン-イレブン
ファミリーマート
ローソン
ウェルシア
HACドラッグ
ツルハドラッグ

など

楽天Payは実際、多くの店舗で使うことができます。ただ、意外と使えない店舗が多いのも事実です。アパレルショップだと、まだまだ使えないことも多いです。

ただ、いまが急速に普及している段階です。そのため、もう1年もするとほぼ全ての店舗で使えるようになるんじゃないかと思っています。さらにQRコードでの支払いは中国で主に使われています。楽天ペイは、We Chat Payへの対応を予定しています。もし実現すれば、訪日中国人の観光客需要を取り込むために、様々なお店で使わざるを得なくなると思います。

実は、お店側の方が、私たち以上に楽天ペイを導入するメリットが大きいです。クレジットカードでの支払いでは通常、お店側がクレジットカード払いの手数料として、支払額の5%~10%をカード会社に納める必要がありました。

一方、楽天ペイを利用した場合は、支払い時の手数料が3.24~3.74%で済むのです。手数料は売上に直結しますので、出来る限り安く済ませたいと思っています。いずれは普及するだろうと考えている背景には、見えづらいお店側のメリットもあるのです。

2018年6月1日追記
2018年8月からローソンで楽天ペイが利用可能となります。全国区のコンビニで楽天ペイが使えるようになりました。

2020年4月28日追記
利用可能な店舗数は、もう数え切れないぐらい多くなりました。先行していたクレジットカードや電子マネーと変わらない普及率だと思っています。とはいえ、他のQRコード決済が使えるのに楽天ペイだけ使えない店舗があったりと、あと一歩な印象です。

オススメの設定

セキュリティの設定しよう

楽天ペイをデフォルトの設定そのままにしておくと、一切のパスワードの設定なく決済が可能となってしまいます。いくらスマホ自身にロックを掛けられるとはいえ、不用心ですのでアプリにロックを掛けておくようにしておくと盗難された際に自衛できます。

設定方法は、楽天ペイのアプリを開いて頂き、左上にバーが3本並んでいる所がありますので、そこを押すと、"支払い時に端末認証を使用"という項目があります。

楽天ペイでは、ココがデフォルトではOFFとなっていますので、Onにするだけです。こうすることで、指紋認証や顔認証が有効となり、認証が通るまでQRコード/コードが表示されなくなります。

スマホ上でもお金を扱うアプリに関してはセキュリティに気を付けると良いです。

まとめ

楽天ペイ@まとめ
いかがでしたか。楽天ペイについて紹介しました。ポイント還元率が高くなる点や選べるスマホの選択肢・支払う手間が増えるなど、メリット・デメリットともに解説しました。

楽天Payはクレジットカードや電子マネーに代わる新しい支払い方です。以前であれば、「楽天Payって何?」といった形で店員さんに怪訝な顔をされていましたが、もうそんなことはありません。アプリ自体は無料ですので、一度使ってみてはいかがでしょうか。

今回は以上になります。

参考までに、楽天ペイ以外にもauPayというものがあります。こちらもQRコード決済の一つで馴染みがあまりないですが、多くの実店舗で使うことができます。こちらも良かったら、参考にしてみて下さい。

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