クレジットカードの支払い時に暗証番号を基本的には求められると思います。ただ、滅多に使わないクレジットカードの暗証番号を思い出せないケースってあると思います。
そこで、今回の記事では、クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった時の対処法について説明していきます。具体的には、あなたのサインで代用可能なのですが、これに関して説明していきます。
目次
暗証番号かサインか
私たちには選ぶ権利がある
今、発行されているクレジットカードはICチップと磁気ストライプの両方が一緒になっています。ということは、暗証番号を用いて決済しても、サインを用いて決済しても問題ないのです。
例えば、あなたがふとクレジットカード番号を忘れたとしましょう。このような場合でもサインで決済できるよう、堂々と主張して問題ないのです。何せクレジットカードは、どちらでも決済可能な作りをしているのですから("クレジットカードの暗証番号を人がいる所で入力したくないから、サインで決済させてくれ"とか言えば、怪しまれずにサインで支払えますね)。
ただ、お店側に暗証番号でもサインでもどちらでも決済可能な機器があることが前提です。サインで決済可能な機器が無かった場合は、おとなしく現金払いに切り替えましょう。
サインでの決済は最終的に無くなる
今は、暗証番号・サインいずれでも決済可能ですが、将来的にはサインでの支払いは無くなると思います。磁気ストライプを利用した不正利用が後を絶たないためです。上のリンクをみて頂ければわかるのですが、スキミング用の機材は1万円以下で買えてしまいます。
日本としても東京オリンピックまでにICカード普及率100%を目指していますが、これは磁気ストライプをもう利用して欲しくないという意図の現れだと思っています。
もう10年すると、磁気ストライプとサインを組み合わせた支払いは無くなると思いますし、こういう方向性には賛成です。
クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった場合の対策
電話すれば対処法教えてくれる
クレジットカードの暗証番号を忘れてしまったときの対処方法はカード会社ごとにマチマチです。簡単にできるところであれば、クレジットカード会社の会員サイト内の所定のページに書かれているケースもあります。また、面倒な所(セキュリティがしっかりしている所)であれば、クレジットカードそのものの交換による対応となります。
詳細は、下記の記事を参照下さい。
当てずっぽうでクレジットカードリーダーに暗証番号を入力しないようにしよう
とはいえ、暗証番号として登録したであろう番号を何となく入力したくなるのが人間心理だと思います。一回や二回なら良いですが、三回目は辞めておきましょう。
クレジットカードの暗証番号は三回間違えるとロックが掛かってしまいます。以降は、クレジットカードを再発行しないといけなくなります。この場合、再発行手数料が発生してしまうのです。
確認すれば済むだけですので、変に冒険しないで下さいね。
暗証番号の決済について
ICチップ付きクレジットカードのお陰
クレジットカード内にICチップが付いていることをご存知でしょうか。ICチップは表面の中央左にある金色になっている部分です。具体的にはこちらにあります。
ICチップ内にはあなたのクレジットカード番号情報と暗号情報が書き込まれているのです。これをクレジットカードリーダーに読ませ、あなたが入力した暗証番号とクレジットカード内に登録されている暗証番号が一致するか確認するのです。
一致すれば、クレジットカード決済は承認され、一致しなければ承認されません。
ICチップのセキュリティ対策
これを読んでセキュリティ上、不安に思われた方もいるかもしれません。例えば、暗証番号を読み取るためだけの専用のカードリーダーがあれば、暗証番号を簡単に不正入手できるのではないかと。しかし、実際にはそんなことはなく、専用のカードリーダーではクレジットカード内にある暗証番号情報を不生入手できないようになっているのです。
実は、クレジットカードの登録されている暗証番号の一致・不一致を判定するのはクレジットカード本体側なのです。カードリーダーではクレジットカード側が出してくる暗証番号の一致・不一致を元に決済しているのです。
更に、クレジットカードに送信されてくる暗証番号が3回異なった場合、クレジットカードは内部的にロックされます。以降は単なるプラスチックカードとなり、クレジットカードでの支払いが出来なくなってしまうのです。
これらの手法により、悪意のある第三者が不正なカードリーダーでクレジットカードの暗証番号を抜き取ることを防いでいるのです。
サインの決済について
クレジットカード裏面の磁気ストライプのお陰
クレジットカード裏面にある黒い帯状の部分に関し、ご存知の方も多いかと思います。ここは磁気ストライプといって、クレジットカード番号や有効期限について記載されています。
この場合、クレジットカードリーダーへカードを通すだけで支払いが完了します。
後は、支払いが問題ないことを確認の上、クレジットカード保有者がサインすることで、支払いが完了します。
安全性
磁気ストライプについては、安全性が高いとは決して言えません。スキミングなどにより簡単にクレジットカード情報が抜き取られてしまうためです。詳細はこちらの記事にまとめました。
まとめ
いかがでしたか。クレジットカードの暗証番号を忘れた場合、その場をしのぐ上サインへ切り替えれば良いことを説明しました。その上で後日、クレジットカード会社に暗証番号を確認しておけば、何も問題は起きないでしょう。
今回は以上になります。