基礎知識

キャッシュレス派は貯金上手なの?現金派と比べ、貯金増加額が2.7倍も JCB調べ

キャッシュレス派と現金派

JCBが「キャッシュレス派は現金派と比べて貯金上手」という調査結果を発表しました。直近でみると、キャッシュレス派は昨年1年間で87.6万円も貯金を増やせたのに対して、現金派は32.5万円しか増やせていないそうです。

これだけ見ると、私もキャッシュレス派にしなきゃ!と思ってしまいそうですが、本当にそうなのでしょうか。今回の記事では、そんなJCBが提供しているデータの検証を行っていきたいと思います。

JCBの調査資料について

1年前に増やせた貯金額

こちらのグラフがJCBが発表した資料になります。キャッシュレス派は現金派に比べて、貯金額が大きいことが見て取れますね。

キャッシュレス派と現金派@貯金比率

ちなみに、ここで言うキャッシュレス派とは、例えばクレジットカード・電子マネー・プリペイドカード等を用いた支払い方となります。直近でみると、キャッシュレス派は昨年1年間で87.6万円も貯金を増やせたのに対して、現金派は32.5万円しか増やせていないです。

シミュレーションしてみた

ということで、現金派がキャッシュレス派に乗り換えただけで、本当にこれだけ貯金額に差が出るのかシミュレーションしてみました。

これは、JCBの調査結果なので、キャッシュレスにする手段としてクレジットカードを用いることとします。クレジットカードとしては、JCB一般カードを用いてシミュレーションしてみみます。こちらのクレジットカードですが、年会費は1,350円(年間50万円以上の利用で無料に。)、ポイント還元率は0.5%となっています。

このクレジットカードを現金派の人が年間100万円分利用したとして、得られるポイントはわずかに5,000円でしかありません。5,000円程度だと、ちょっとした贅沢をしただけですぐに無くなってしまうような金額でもあります。

よくも、この資料を発表したな、と思わず感心してしまいました。キャッシュレスの代表格であるクレジットカードを用いたとして、貯金額にここまで差が付く理由は無いのです。

なんでこの資料では、ここまで貯金額に差が出たのか

さて、では何でここまで貯金額に差が出てしまったのか、ちょっと考えてみたいと思います。

JCBが皆にクレジットカードを使ってもらいたい

一番の動機はこれだと思います。JCBはクレジットカード会社なので少しでも、色んな人にクレジットカードを使って欲しいのです。結局、それが収益になりますからね。

それで、少しでもクレジットカードを使ってもらいたいと思い、こんな資料を発表したんだと思います。

サンプルが作為的?

このグラフをよくみると、3年分のデータを取っているんですよね。結構、長期的にデータを取得しています。2016年時点では、キャッシュレス派と現金派で言うほど貯金額に差がありません。

それが、2018年になった途端に現金派とキャッシュレス派に大きな差が出てきてしまっています。恐らくですが、キャッシュレス派の人々の中に相当貯金額の多い人を混ぜたんだと思います。

最初の1年間は普通にデータを取ってみたは良いものの、キャッシュレス派と現金派にほとんど差がないことに焦った担当者が、2017年以降はわざと貯金額の多い人をサンプル内にまぎれこませたんだと思います。でないと、2017年以降のキャッシュレス派の貯金の伸びが説明できません。こんなに私たちの生活って良くなりましたっけ?

こういった3年計画の調査に関しては、通常会社から予算が認可される必要があります。逆に言えば、必ず成果が求められるということです。担当者としても、成果を出すために、こんなツッコミどころ満載の資料を発表してしまったんだと思います。

キャッシュレス派の方が節約術に詳しい

こちらの意見は好意的な解釈です。キャッシュレス派の方が節約について真剣に向き合っている可能性もあります。

節約術の書籍には、クレジットカードや電子マネーを積極的に使った方が良いと書かれています。また、節約術について、周りに聞いてみれば、1人くらいはクレジットカードを使っていると思います。

クレジットカード等のキャッシュレス決済を行えば、ポイント分の貯金が出来ます。金額としては決して大きくはないですが、その他の節約術と組み合わせれば、相当な金額になると思います。こういった観点でみると、キャッシュレス派の方が貯金額が多いというJCBの発表結果もあながち間違っていないのかも知れませんね。

その他の発表資料

支払い手段について

現金以外の決済手段についての資料もJCBがまとめています。クレジットカード払いが最多でしょうか。次にクレジットカード、プリペイドカード、キャリア決済、モバイルウォレットの順で並んでいます。ここでいうモバイルウォレットとは、Apple Payやおサイフケータイのようにスマホで決済する手段のことを指しています。

細かいツッコミどころはありますが、その辺はノーコメントとしておきましょう。ただ、どの支払い方も一長一短ありますが、現金払いにはないメリットがあるのは間違いありません。これらの支払い方のメリットは私が説明するよりも、恐らく自身で使った方が早いと思います。食わず嫌いになる前に是非一度は触っておくことをおすすめしますよ。

キャッシュレス派と現金派@支払い方

金額別の支払い方

金額別の支払い方についてもJCBがまとめています。これによると、支払い額が多くなればなるほど、キャッシュレス決済を用いる割合が多くなってきています。

これに関しては、当たり前といえば当たり前ですね。特に5万円を超えるような現金を持ち歩きたくないですからね。

個人的に興味深かったのが、1,000円以下の支払いに現金が結構使われている所でしょうか。意外と多いですよね。この金額帯には、クレジットカードよりも電子マネーの方がおすすめなのですが、思っている以上に普及していないな、と感じています。

電子マネー払いは、色んなお店で使えますし、小銭が財布の中にパンパンに入っている状況から開放されますので、おすすめですよ。

キャッシュレス派と現金派@支払い額別

まとめ

キャッシュレス派と現金派@まとめ

いかがでしたか。現金派とキャッシュレス派が本当に貯金上手なのか、検証した資料に批評してみました。結論から申し上げますと、そこまで大きな差はないと思います。

ただし、節約術はキャッシュレス決済以外にも色んな手段があります。これらを組み合わせて是非、皆さんも節約に励んでみて下さい。

今回は以上になります。

参考までに、そのお得な節約術の代表としてふるさと納税が挙げられます。こちらの記事に、楽天ふるさと納税についてまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。

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