電気・ガスの自由化でさまざまなエネルギー会社と契約を結ぶことが可能になったとはいえ、関東在住の方は東京電力と引き続き契約をしている方が多いのではないでしょうか。
東京電力への電気料金の支払いをお得にする方法についてまとめました。
目次
東京電力の電気料金の支払い方法とそれに応じた割引サービスとは?
東京電力への電気料金の支払い方法は2020年5月現在4種類あるので、それぞれに応じた割引サービスも含めてご紹介します。
口座振替での支払い
東京電力所定の振替日に口座振替で電気料金の支払いを行う方法です。
口座振替をするための申込方法は4種類あります。
①インターネットで申込をする方法
②インターネットバンキングで申込をする方法
③郵送で申込をする方法
④窓口で申込をする方法
です。
このうちインターネットバンキングで申込をするというのがわかりにくいですが、インターネットバンキングを契約している方は各金融機関HPから印鑑不要で口座振替が申し込めるという内容です。
対応しているのは、下記のの12個の金融機関になります。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 横浜銀行
- 千葉銀行
- 常陽銀行
- スルガ銀行
- 山梨中央銀行
- イオン銀行
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
この方法で支払いをすると、 55円(税込)/月が割引となる口座振替割引サービスが適用されます。
払込用紙(請求書)での支払い
東京電力から所定の払込用紙が送付された後、銀行・コンビニエンスストア・郵便局等で電気料金の支払いを行う方法です。
取扱いのできるコンビニエンスストアは、下記のとおりです。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- デイリーヤマザキ
- ニューヤマザキデイリーストア
- ヤマザキデイリーストア
- ミニストップ
- コミュニティストア
- ココストア
- セイコーマート(関東・北海道地区)
- スリーエイト
- ポプラ
- 生活彩家
- くらしハウス
- オダキューマート
- エアポートマート
- イオン(一部店舗を除く)
- New Days(一部店舗を除く)
- MMK設置店
MMK設置店とはMMK端末(料金収納端末)を設置している店舗のことで、どこにあるかはこちらから検索できるのです。
そしてこの方法の中ではセブンイレブンでnanacoを使った支払いをするとポイント還元率が高くなります。
詳細は以下の記事から確認してみてください。
スマホでの支払い
東京電力から所定の払込用紙が送付された後、記載されているバーコードから各種アプリにより電気料金の支払いを行う方法です。
対応しているスマホアプリは、下記の4種類になります。
- LINE Pay
- PayB
- PayPay
- 楽天銀行コンビニ支払いサービス
この中で独自のポイントサービスを持たないPayBを除く3つでポイント還元の比較をしてみました。
支払い方法 | ポイント還元 |
---|---|
LINE Pay | 基本還元率がマイカラープログラムでグリーンの場合2%、マイカラープログラムでブルーの場合1%、マイカラープログラムでレッドの場合0.8%、マイカラープログラムでホワイトの場合0.5%。 |
Paypay | 基本還元率0.5%。ただし前月1日 0:00 ~ 同月末日 23:59までの間に100円以上の決済回数50回以上の達成で還元率0.5%加算。また同期間に利用金額10万円達成で0.5%加算。 |
楽天銀行コンビニ支払いサービス | 支払い1回あたり楽天ポイント10ポイント |
LINE Payのマイカラープログラムについて説明すると、LINE Payユーザーには前月の1日から末日までの利用実績により変動する4種類のバッジカラーが付与され、還元されるインセンティブもそれに応じて変わります。
それぞれのカラーの条件は、下記のとおりです。
①グリーン 支払い金額10万円以上/月
②ブルー 支払い金額 : 5万円~9万9,999円/月
③レッド 支払い金額 : 1万円~4万9,999円/月
④ホワイト 支払い金額 : 0円~9,999円/月
これを踏まえてスマホで東京電力の電気料金を支払う場合、LINE PayとPayPayユーザーの場合は利用実績が高いほどポイント還元率が上がり、楽天銀行コンビニ支払いサービスの場合は一律で10ポイントが還元されるので、自分の使用しているスマホ決済とその利用実績に応じて支払い方法を検討するのが望ましいでしょう。
クレジットカードでの支払い
東京電力の電気料金をクレジットカード会社が立替払いし、カード利用代金として利用者に請求する支払い方法です。
対応しているクレジットカードは、下記のとおりです。
- JCBカード
- visaカード
- Mastercard
- ダイナースクラブカード
- アメリカンエキスプレスカード
- アプラスカード
- イオンカード
- エポスカード
- オリコカード
- ジャックスカード
- セゾンカード
- セディナカード
- OMCカード
- CF card
- ティーエスキュービックカード
- DCカード
- ニコスカード
- UFJカード
- MUFGカード
- UCカード
- UCSカード
- ライフカード
- 楽天カード
- KC card
東京電力の電気料金をクレジットカードで支払う場合はどのカードがお得なのか、年会費とポイント還元率のバランスから3つのカードを比較してみましょう。
エポスゴールドカードの場合
エポスカードの上位カードとして、エポスゴールドカードというカードがあります。
エポスゴールドカードは通常年会費が5000円かかるのですがエポスカードをある程度利用してインビテーションを受け取り、ランクアップした場合は年会費がかかりません。
そしてエポスゴールドカードの通常の還元率は0.5%なのですが、「選べるポイントアップショップ」という3件のお店限定でポイント還元率を引き上げてくれるショップに東京電力を指定すれば還元率が1.5%になるという仕組みです。
エポスゴールドカードを既にお持ちの方はポイントアップショップに東京電力を指定するだけなので簡単に還元率を上げることが可能ですし、エポスカードを現在お持ちの方であればインビテーションを受け取るべく少し工夫を試みてはいかがでしょうか。
詳細はこちらの記事にまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
楽天カードの場合
楽天カードは年会費無料で通常のポイント還元率が1.0%のカードです。
エポスゴールドカードと比較すると還元率は低いのですが、インビテーションを待たなくても申込をして審査に通れば作れることが東京電力の電気料金の支払いをする上で魅力的だと言えるでしょう。
TEPCOカード
TEPCOカードは東京電力と三菱UFJニコスが共同で発行しているクレジットカードです。
初年度年会費無料で、2年目以降は年会費が¥1,250円かかります。
もともとの還元率が0.1%ですが、東京電力の電気料金を支払う場合0.2%が還元されるのです。
2年目からは前年度のショッピングや電気料金プランの設定に応じてランクが設定され、ポイント還元率が最大0.5%になります。
どの支払い方法がお得なのか
東京電力の電気料金の支払いを年単位で考えると、口座振替で支払いをした場合の割引は口座振替サービスで660円/年となります。
またスマホで支払いをした場合、還元率の一番高いLINE Payで2%還元とし、一人暮らしの平均電気料金である3,700円をベースに考えると年間44,400円に対する2%で888ポイントが還元されます。
そしてクレジットカードで支払いをした場合、還元率の一番高いエポスゴールドカードで1.5%還元とし、一人暮らしの平均電気料金である3,700円をベースに考えると年間44,400円に対する1.5%で666ポイントが還元されます。
家族の有無や普段の決済方法にもよりますが、東京電力の電気料金の支払いはスマホ支払いかクレジットカードでの支払いで行うのがお得だと言えるでしょう。
まとめ
東京電力の電気料金の支払い方法はたくさんの種類から選べることと、支払い方法によっては電気料金がお得になるということがおわかりいただけたことでしょう。
これからも決済方法の進化とともに、お得な支払い方法は変化していくでしょう。
定期的に情報をチェックして、お金を大切に使っていってくださいね。
上の記事で紹介したエポスゴールドカードは、公共料金の支払いに最適なクレジットカードとなっています。
こちらの記事にまとめましたので、よろしければ参考にしてみて下さい。