日本ではクレジットカードが1000種類以上発行されています。CMに出るメジャーなものから、ご当地クレジットカードまで様々なものがあります。
これだけ種類があると、比較することが大変です。私も、1枚目のクレジットカードを決める時は散々悩んで、最後は勢いで作ってしまったのを覚えています。
そこで、そんな選びきれない2020年に発行可能なクレジットカードの中から、おすすめ出来るクレジットカードを厳選し、ランキング形式で紹介します。
クレジットカード比較表
まず、こちらに今回紹介するクレジットカードに関して、ポイントとなる部分をまとめました。どのクレジットカードにもメリットとデメリットがあります。
今回は、その中でも万人受けしやすいものを選んでランキング化しています。
おすすめのクレジットカードランキング
第1位楽天カード
こんな人におすすめ
- 沢山のポイントが欲しい
- 楽天のサービスを使う
- カードの見た目も重視したい
クレジットカードのおすすめランキング第1位として紹介するのが楽天カードです。このクレジットカードの特徴は、ポイント還元率が1%と高いところです。さらに、様々なキャンペーンが行われており、使えば使うほど、ボーナスポイントが獲得できます。2017年には楽天で付与されたポイントが1兆円を突破しました。それだけ、多くのポイントを獲得できるのです。
これに関連して、楽天サービスを使えば使うほど、楽天市場でのポイント還元率は上昇し、最大で16%にもなります。SPU(スーパー・ポイントアップ・プログラム)というサービス名です。名前は少しばかり安直ですが、私たちとしては利用しない手はないです。
また、楽天カードには様々なデザインのものがあります。例えば、パンダやディズニー・XジャパンのYOSHIKIがクレジットカードの券面に描かれているものを選べます。もちろん、何も描かれていないものも選べます。デザインを選べる所も楽天カードの魅力の一つです。
項目 | |
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年会費 | 無料 |
ブランド | VISA, Master Card, JCB |
ポイント還元率 | 1.0%~最大8.0% |
ポイント付与対象の 電子マネー | Suica, ICOCA, 楽天Edy |
ETCカード | 年会費540円 |
家族カード | 年会費無料 |
第2位:エポスゴールドカード
こんな人におすすめ
- マルイで買い物をする
- よく遊ぶ人
- 空港のラウンジを使ってみたい
クレジットカードのおすすめランキング第2位として紹介するのがエポスゴールドカードです。このクレジットカードはマルイが発行しています。マルイお得に買い物をできるかと思いきや、それだけではありません。
「よく遊ぶ人」と少しふざけて書いていますが、マルイ以外の様々なお店でも割引を適用できるのです。エポスゴールドカードを提示するだけで1万店舗以上で割引が得られるのです。エポスゴールドカードで割引が得られるお店の一例を示します。
・カラオケショップ(ビックエコー・カラオケ館など)・・・30%オフ
・飲食店(ロイヤルホスト・楽蔵など)・・・10%オフ
・アミューズメント施設(富士急・鴨川シーワールドなど)・・・10~30%オフ
さらに、エポスゴールドカードでは、カードを提示することで羽田や伊丹空港などのラウンジを無料で利用できます。ラウンジでゆったりと、飛行機が出発するまでの待ち時間を過ごせるようになります。
年会費無料とは思えない様々な特典が付与されているのです。エポスゴールドカードの詳細はこちらの記事にて解説しました。まずは、エポスカードを作成することをおすすめします。
ただ、エポスゴールドカードにはデメリットがあります。それは、いきなりエポスゴールドカードを作ろうとすると年会費が5,500円かかる点です。それは嫌だなと感じる方も多いと思います。実は裏ワザがありまして、まずはエポスゴールドカードの一つ下のグレードであるエポスカードを作成してください。その後、ゴールドカードへグレードアップするための招待(インビテーション)を受け取った上でランクアップすれば年会費無料となります
招待(インビテーション)を受け取ること自体は、そこまでハードルは高くないです。ただ、少し時間が掛かってしまう(最短で半年ぐらい)点が玉にキズだと思います。
項目 | |
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年会費 | 無料 |
ブランド | VISA |
ポイント還元率 | 0.5% |
ポイント付与対象の 電子マネー | Suica, 楽天Edy, au Wallet スターバックスカード |
ETCカード | 年会費・発行手数料共に無料 |
家族カード | なし |
第3位:JCB Card W
こんな人におすすめ
- 信頼できる会社のクレジットカードが欲しい
- Amazonでお得に買い物したい
- ポイント交換先が豊富
クレジットカードのおすすめランキング第3位として紹介するのが、JCB Card Wです。このクレジットカードですが、JCBが発行しているクレジットカードです。1967年の段階でクレジットカードを発行しており、それだけ歴史の長い会社です。そのため、信頼度は抜群です。
また、JCB Card Wに関しては、Amazonでの買い物に適している珍しいクレジットカードです。現状、ポイント10倍でAmazonを利用できるキャンペーンを行っており、大変お得なクレジットカードとなっています。
また、貯まったポイントの使い道も豊富にあります。NanacoやTポイント・Waonなど様々なポイントへと交換可能なため、ポイントの使い道で困ることはない点も良いです。
項目 | |
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年会費 | 無料 |
ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1.0% |
ポイント付与対象の 電子マネー | Quick Pay, Suica, 楽天Edy, au Wallet スターバックスカード |
ETCカード | 年会費・発行手数料共に無料 |
家族カード | あり |
第4位:アメリカン・エキスプレス・カード
こんな人におすすめ
- ブランド志向
- 海外で駐在する予定がある
クレジットカードのおすすめランキング第4位として紹介するのが、アメリカン・エキスプレス・カード(通称アメックス・グリーンカード)です。このクレジットカードは、ブランド志向の方向けとなっています。
バブル時代であれば、このクレジットカードを持っていることがお金持ちの象徴だと言われていました。また、アメリカン・エキスプレス・カードにはグレードがあり、グリーン・ゴールド・プラチナ・ブラックと4段階となっています。このグレードがまさにあなた自身のグレードだと認知されていたのです。いまでも富裕層の人であれば、どこかのグレードのクレジットカードを持っている人は多いです。
また、American Expressは海外に強い点も特徴として挙げられます。特に海外でいきなり現地のクレジットカードを作ろうとしても、作れません。その点、American Expressであれば、会社にお願いすれば現地のクレジットカードを容易に作れます。日本でのクレジットカードの利用実績を参照しているのがその理由です。海外では、現金払いお断りのお店すらあります(ニューヨーク州で、「現金払いお断りの店舗は作るな」という州法ができました。それだけ、現金払いは敬遠されているのです。)。海外へ駐在する予定があるのであれば、作っておいて損のないクレジットカードだと思います。
項目 | |
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年会費 | 13,200 |
ブランド | American Express |
ポイント還元率 | 0.5% |
ポイント付与対象の 電子マネー | Suica, 楽天Edy |
ETCカード | 年会費550円 |
家族カード | あり |
第5位ラグジュアリーカード
こんな人におすすめ
- クレジットカードで自慢したい
- カード保有者限定の特典を利用したい
- コンシェルジュを使いたい
クレジットカードのおすすめ・ランキング第5位として紹介するのがラグジュアリーカードです。こちらのクレジットカードは、ゴールドカードと同等のカテゴリーに属するクレジットカードのため、付帯サービスが充実しています。
他のクレジットカードにはない特徴として、クレジットカードが金属製である点が挙げられます。金属製のクレジットカードとなると、ラグジュアリーカードとアメリカン・エキスプレス(プラチナ以上)ぐらいです。その中でも最も年会費が安いのがこのクレジットカードです。特に他人に「おっ」と言わせたい人におすすめしたいクレジットカードです。
ラグジュアリーカードの面白い特典として、リムジンによる自宅からの送迎サービスまであります。他にも
また、ラグジュアリーカードではコンシェルジュを利用できます。コンシェルジュとは秘書サービスのことで、例えば飛行機の予約・ホテルの予約などを行ってくれます。繁盛期でも独自のネットワークで予約を取ってくれますので、頼もしい存在です。
欠点を上げるとすれば、年会費は驚異の55,000円(税込み)です。払えない金額では無いと思いますが、申し込む前によく考えた方が良いでしょう。
項目 | |
---|---|
年会費 | 55,000円 |
ブランド | Master Card |
ポイント還元率 | 0.5% |
ポイント付与対象の 電子マネー | Suica |
ETCカード | 無料 |
家族カード | 年会費16,200円 |
選ぶ上で覚えておきたい2020年クレジットカードの特徴
ポイント還元率は横並び
2015年以前であれば、実は突出してポイント還元率の高いクレジットカードがありました(漢方カードやREXカードなど)。そのため、おすすめできるクレジットカードはポイント還元率だけを見ていれば良かったです。
しかし、今はそうではありません。ポイント還元率はどのクレジットカードも似たり寄ったりです(基本還元率は0.5~1%程度)です。そのため、ポイント還元率だけを見ていては、よいクレジットカードを選べなくなりました。
サービス内容が拡充されている
ただ、クレジットカード各社ともポイント還元率以外の部分に力を入れています。例えば、エポスゴールドカードに関しては、優待を受けられる店舗数が10,000もあります。また、楽天カードであれば、楽天のサービスと非常に相性が良いです。
このように、ポイント還元率以外の部分で各社サービス内容を充実させているのです。
上位のクレジットカードが簡単に作れるようになった
いわゆるゴールドカードやプラチナカードに関しては、クレジットカードの中でもグレードが高いです。そのため、招待(インビテーション)を受け取らないと作れませんでした。
一方、最近では、インビテーションを受け取らなくてもゴールドカードやプラチナカードを作れるようになりました。ランキング内のラグジュアリーカードがまさにそうで、インビテーション無しにプラチナカード級のクレジットカードを作れるようになったのです。
インビテーションを受け取らずに、ゴールドカードやプラチナカードを作れるようになったため、これらのカードが私たちにとっては身近な存在に感じられるようになると思います(個人的にはインビテーション自体、時代遅れな感じがするため、良い改革だと思います)。
クレジットカードの選び方
以上を元に、私なりにクレジットカードを選ぶ上で見ておきたい項目をまとめました。クレジットカードを決める基準は人それぞれだと思いますが、私の考え方ですので気軽に読んで頂けるとありがたいです。
年会費をみよう
クレジットカードを見る上でまずは年会費の項目をみるようにしましょう。年会費に関しては、いまどき無料が普通です。特に、海外旅行へ行くからと、とにかくクレジットカードを作る必要のある場合は年会費無料のものをとりあえず、作っておきましょう。
年会費が掛かるクレジットカードを作る場合は、必ず付帯サービスが良いのか、そのサービスはあなたの生活でよく活躍するものなのか、あなた自身の心に聞きましょう。
響くのであればそのクレジットカードは年会費を支払ってでも作る価値はありますし、そうでないなら作るべきではありません。
あなたの生活の中心はあなた自身であってクレジットカード中心に生活してはいけませんので。
サービス内容があなた自身にあっているか
クレジットカードによって色んなサービスが提供されていますので、それがあなた自身の生活とあっているか、確認する必要があります。
例えば、エポスカードであれば、マルイに行く機会が多いのか・カラオケには良く行くのか・外食によく行くのか、などですね。
これがあっていないと、クレジットカードを作ってもあまり良さをいかせないと思います。
クレジットカードは気楽に決めよう
クレジットカードを選ぶというと、一生に一度の買い物だ、、というノリで気合いを入れて色んななサイトを見て回って、これは!!という一枚を探し回っていませんか?
実際のところ、クレジットカード選びにそこまで真剣になる必要なんてありません。別にクレジットカードを作ったからと言って破産することなんてありません。クレジットカードは複数持つことも許されています。気に入らなければ、解約すれば良いだけです。
最近では、年会費の掛かるクレジットカードでも初年度無料で利用できるものも多いです。例えば、上で紹介したダイナーズクラブカードや三井住友クラシックカードは初年度無料です。洋服や食べ物を決める以上の気楽さで決めても良いのではないかな、と思います。
次に発行したクレジットカードも、2~3年でポイント還元率が下げられてしまいました。現在は別のクレジットカードに乗り換えています。
この話から言えることは、クレジットカードは一生モノでは無いということです。あなた自身が使い続けたいと思っても、クレジットカード会社側の意思で止められてしまうケースだってあるのです。
まとめ
いかがでしたか。ちょっと背中を押してみましたが、クレジットカードを決めるのは難しいかもしれません。
ただ、クレジットカードを選ぶ上で基本的な情報は提示出来たと思っています。あなたのクレジットカード選びに少しでも貢献できたら幸いです。
今回は以上になります。
参考リンク
クレジットカードを選んだ後、どのようにクレジットカードを使い込んでいくかの方がより重要です。こちらの記事にまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。